ブランド歯科医院の構築

値上げできない歯科医院はインフレに淘汰される

それでも先生は価格を据え置きますか?

そろそろ認めましょう。
日本の経済局面は”インフレ”に移ってしまったのです。

 

歯科材料費が上がっています。
スタッフの採用コストも、人件費も、光熱費もです。

 

「気づけば、あらゆるコストが静かに、確実に上昇している」
そう感じている先生は、少なくないでしょう。

 

にもかかわらず、多くの歯科医院では
自由診療の価格も「なんとなく据え置き」のまま。

 

これは経営上、非常に危険な状態です。

 

コスト増なのに売上が変わらない、もしくは微増止まり…
コストの値上がり分は、まるまる利益から削られます。
じわじわと、しかし確実に…

 

ここで重要なのは、
「値上げできるかどうか」ではなく、
「値上げしても患者が離れない歯科医院になっているか」

という点です。

 

インフレとは、多くの歯科医院の”実力差”を
容赦なく可視化する装置です。

 

コストが上がった時に初めて、
その歯科医院が患者からどう見られているかが、
経営数字に露骨に現れてきます。

 

この記事では、インフレ時代に生き残り、
さらに成長できる歯科医院が持つ「価格転嫁力」とは何か。
そして先生の歯科医院がそれを手に入れるために、
今日から何を変えればいいのかをお伝えします。

インフレが”経営力差”を暴き出す

“安さ”に頼り続けた歯科医院に何が起きるか

「うちは保険中心だから、価格競争には巻き込まれない」
そう思っている先生もいるかもしれません。
しかし、それは少し違います。

 

保険点数は国が決めるもの。
先生がコントロールできる余地はほとんどありません。
一方でコストは、容赦なく上昇し続けています。

 

その結果、何が起きるか。

 

利益が消える → 人件費を十分に払えない
→ スタッフが定着しない → 採用コストがかさむ
→ さらに利益が消える

 

この悪循環に、じわじわとはまっていく。
「なぜかいつも資金が苦しい」という状態の正体は、
多くの場合、ここにあります。

 

自由診療の価格を
「安くしておいた方が患者に選ばれる」と
考えている先生も同様です。

 

安さを理由に来た患者は、
もっと安い医院が現れれば去っていきます。

価格で集めた患者は、価格で失うのです。

 

患者数より”自由診療の価格決定権”

「患者数が多い歯科医院=強い歯科医院」
これは、必ずしも正しくありません。

 

たとえば、1日30人診ても自由診療がほぼゼロの医院と、
1日20人でも自由診療の成約率が高い医院。
利益構造はまったく異なります。

 

重要なのはシェアではなく、「価格決定権」です。
つまり、

 

「この歯科医院でなければダメ」
「多少高くても、ここで治療を受けたい」

 

そう患者に思わせられるかどうか。
それが、インフレに負けない歯科医院の根幹です。

 

患者数を追いかけるより先に、
「選ばれる理由」を明確にすることが必要なのです。

選ばれ続ける5つの共通点

では、インフレ時代に強い歯科医院とは、
具体的にどのような医院なのでしょうか。
共通する5つの特徴をお伝えします。

 

① 根拠ある”自由診療の価格設定”

「周辺の歯科医院に合わせた」
「なんとなく相場で決めた」
「材料費・技工料の3倍」
 

こうした価格設定をしている医院は、
価格決定権を持っていません。

 

強い歯科医院は、価格に明確な根拠があります。
使用する材料、技術、治療後のサポート体制…

 

それらの価値を言語化した上で、
自信を持って価格を提示しています。

 

② 患者と深い信頼関係

価格が上がっても離れない患者には
「先生を信頼している」という感情があります。

 

信頼は、治療技術だけでは生まれません。
説明の丁寧さ、治療方針の一貫性、
患者一人ひとりへの関心の深さ
が積み重なって、
初めて「ここでなければ」という感情が育ちます。

 

③ 「他では受けられない」独自性

近隣の歯科医院と同じサービス、同じ説明、同じ雰囲気。
それでは、患者が「あえてここを選ぶ理由」になりません。

 

独自性というと、最先端の設備や技術による”品質”を
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

 

残念ながら、患者にはそれらの価値を
正確に比較・評価することができません。
それだけの知識も体感も持ち合わせていないからです。

 

そういった設備・機器・治療法・技術などではなく、
院長の治療哲学、得意とする診療領域とこだわり、
患者への関わり方のスタイル、診療ポリシー…

などといった”志や覚悟”が明確であるほど、
代替されにくい医院になります。

 

④ 利益を次の価値向上に投資

利益が出たら、また利益を生む仕組みに投資する。
この循環が回っている歯科医院は、着実に強くなります。

 

設備の充実、スタッフ教育、院内環境の改善。
投資が新たな価値を生み、
その価値がさらに患者の信頼を高める…

この好循環こそが、インフレに負けない体力を作ります。

 

⑤ 「価格競争」からの逃避

安売り競争に加わることは、
自ら利益を削りにいく行為です。

 

先生の歯科医院が提供できる治療の質、
患者の口腔内に起こせる変化、
治療後に患者が手にする生活の改善…

 

それらの価値を正しく伝えられれば、
価格は「高い・安い」ではなく
「妥当かどうか」で判断されます。

 

患者に「妥当だ」と感じてもらえる医院が、
インフレ時代を生き抜く歯科医院です。

先生が見直すべき3つのポイント

では、先生の歯科医院は
何を見直せばよいのでしょうか?

 

ここで重要なのは、
ただ価格表を変えることではありません。

 

値決めできる歯科医院には、
必ず理由の設計があります。
その土台になるのが、次の3つです。

 

1. 誰に選ばれる医院かの明確化

すべての患者に好かれようとすると、
歯科医院の特徴は薄まります。

 

すると比較軸は価格になり、
安さの競争に引き込まれます。

 

だからこそ、
先生が本当に力を発揮できる領域と、
その価値を強く感じる患者像を明確にするのです。

 

対象患者の絞り込みは、
患者を減らすことではありません。
選ばれる理由を鋭くすることです。

 

2. 技術ではなく“変化”を伝える

多くの歯科医師は、
技術や治療内容の説明はできます。

 

しかし患者が知りたいのは、
専門用語そのものではありません。

 

知りたいのは、
治療後に何が変わるのかです。

 

噛みやすくなるのか?
見た目の不安が減るのか?
再治療の不安を減らせるのか?
どんな気分で過ごせるのか?
どんな生活が待っているのか?
秋からはどうみられるようになるのか?
 
 

つまり、先生の力量を
患者の利益・感情的な変化に翻訳することです。

 

ここが弱いと、良い治療でもその価値を感じてもらえずに、
単に料金が高い治療と感じられやすくなります。

 

3. 信頼が積み上がる導線の整備

価格受容性は、説明の瞬間だけで決まりません。

 

受付対応、待合室の空気、カウンセリング、資料、
術前術後の説明、先生やスタッフの人当たりなど、
患者の目にする全て、体験全体で決まります。

 

一貫性がある歯科医院は、患者の不安を減らせます。
不安が減ると、比較より納得が起こりやすい。
これが価格を守る土台になります。

“価格決定権”を取り戻す一歩

インフレは、すべての歯科医院に
平等にコスト上昇をもたらします。

 

しかしその影響が、医院によって
まったく異なる結果をもたらすのです。

 

その差を生むのは、
規模でも立地でも患者数でもありません。

 

「値上げしても選ばれ続ける力」を
持っているかどうか、
ただそれだけです。

 

安さに依存した歯科医院は、
コストが上がるたびに体力を削られます。

 

一方、患者との信頼関係を築き、
自院の価値を明確に伝えられる歯科医院は、
インフレを「競合との差を広げる機会」に変えられます。

 

先生の歯科医院は、今どちらに向かっていますか?
まず今日、一つだけ実践してみてください。

 

自院の自由診療メニューを1つ取り上げ、
「なぜこの価格なのか」を患者に説明できるか、
声に出して確認してみてください。

 

説明できれば、それが価格決定権の出発点です。
うまく言葉にできなければ、
そこに先生の歯科医院が変わるべきヒントがあります。

 

価格は、医院の価値の言語化です。
その言語化を始めた日から、
先生の歯科医院の経営は確実に変わり始めます。

 

インフレは残酷です。しかし同時に、
歯科医院の実力差を明らかにします。

 

だからこそ今、迷わず前に進む時なのです。

 


 

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歯科医師
歯科医院の集患・経営、
ブランド構築コンサルタント

株式会社120パーセント
代表取締役  近  義武

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