良質な患者を集めたい

歯科医院の患者数を増やす仕組み

なぜ繁盛店は「常連客」を手放さないのか

あなたには行きつけの飲食店や美容室がありますか?
もしあるなら、そのお店から
誕生日月にクーポンが届いたり、
季節ごとに新メニューの案内が来たりしていませんか?

 

実は、こうした「繁盛店」と呼ばれる店舗には
共通した戦略があります。
それは既存顧客に連絡を絶やさないという施策です。

 

飲食業界では「新規客を1人獲得するコストは、
既存客を1人再来店させるコストの5倍」と言われます。
美容業界でも同様です。

 

新しいお客さんを1人呼ぶより、
すでに来たことがある人に
もう一度来てもらう方が、
はるかにコストが低い。

 

これは、業種を問わない経営の基本原則です。
だから繁盛店ほど、一度来店した顧客を
決して放置しません。

 

では、先生の歯科医院はどうでしょうか?

 

新患を増やすためにホームページを改修し、
SNSを運用し、広告費を投じる…

 

その一方で、一度でも来院したことがある患者への
アプローチが、ほとんど手つかずのまま
になっていませんか?

 

一度でもあなたの診療を受けたことのある患者は、
あなたの歯科医院のリピーターとして、
最も楽に再来院させることができる方なのです。

 

本記事では、
新患獲得に偏重しがちな歯科医院経営において、
既存患者へのアプローチがいかに効率的か、
その”眠った資産”をどう活用するか、
そして具体的にどう仕組み化するか、を解説します。

”新患獲得に全力投球”が実は非効率

数字で見る「新患依存」の落とし穴

少し、数字の話をさせてください。
マーケティングの世界では長年、こう言われています。 

 

新規顧客を獲得するコストは、
既存顧客を維持するコストの5倍〜10倍かかる

 

歯科医院に置き換えれば、こうなります。

 

新患を1人初診来院させるためにかかるコストは、
来院歴のある患者に再来院させるコストの
5倍から10倍!

 

先生の歯科医院では、
患者を増やすための予算をどこに使っていますか?

 

ホームページのリニューアルに50万円、
Googleの広告費に5万円/月、SEO対策に3万円/月、
SNSの運用代行に8万円/月、ポータルサイトに2万円/月…

 

こうした施策で月に10名の新患が来たとしても、
1人あたりの獲得コストは決して安くありません。

 

こうした施策に毎月、相応のコストをかけている一方で、
既存患者向けにかけているコストは、 ほぼゼロに近い
という歯科医院が少なくありません。

 

一方、既存患者へのハガキ送付は1通85円、
メール配信はほぼゼロ円です。
電話連絡も人件費とわずかな通話料のみ。

 

経費の大半を不特定多数向けの広告宣伝に注ぎ込み、
既存患者リストという資産を放置しているのです。
これは極めて非効率な投資配分と言わざるを得ません。

 

さらに言うなら、不特定多数に向けた広告宣伝等は、
先生の歯科医院をまだ知らない人へのアプローチです。
信頼関係ゼロからのスタートで、 来院につながる確率も低い。

 

一方、すでに来院歴のある患者は違います。
先生の診療を一度でも受けたことがある!
歯科医院の場所も、雰囲気も、スタッフも知っている!
心理的なハードルが新患とは段違いに低いのです。

 

既存患者リストという「資産」

歯科医院には、他業種にはない大きな強みがあります。
それは初診時の手続きで、
患者の連絡先を無理なく取得できる
という点です。

 

飲食店や小売店が顧客情報を集めるには、
ポイントカードやアプリ登録といった
追加の仕組みが必要です。

 

しかし歯科医院では、問診票の記入という
通常業務の中で住所・電話番号・メールアドレスなどが揃います。

 

つまり、あなたの医院にはすでに
再来院を促すための連絡先リストが存在しているのです。

 

ところが、このリストを戦略的に活用している医院は
驚くほど少ないのが実情です。

 

「治療が終わったら患者任せ」
「定期検診の案内は口頭で伝えるだけ」

という状態ではないでしょうか?

 

あなたの医院のカルテを見てください。
3ヶ月以上来院していない患者は何人いますか?

 

その中には、連絡さえすれば
再来院する可能性のある患者が必ずいます。

 

投資に対してリターンが大きいのは、
明らかに「既存患者を対象とした施策」なのです。

 

もちろんあなたとは波長の合わない患者まで
いやいやアプローチをかける必要はありません。

 

しかし、「再来院したら嬉しい」と思えるような患者にも
アプローチしないのは、勿体無いと言わざるを得ません。

「連絡を絶やさない」仕組み

担当者任せでは絶対に続かない

「既存患者に連絡するのは大事だよね」
そう思って、受付スタッフに
「時間があるときにリコールの電話をしておいて」と
指示を出したことはありませんか?

 

残念ながら、このやり方では続きません。

 

なぜなら、スタッフには他の業務もあり、
「時間があるとき」は永遠に来ないからです。

 

優先順位が曖昧なまま「やっておいて」と丸投げすると、
結局は目の前の急ぎの仕事に追われて終わります。

 

連絡を絶やさないためには、
担当者と責任者を明確にし、
数値目標を設定し、
結果を可視化する仕組みが必要です。

 

つまり、院長であるあなた自身が
この施策に関与し続けることが不可欠なのです。

 

既存患者アプローチシステム

具体的には、以下の6ステップで仕組み化します。
最終的には先生の歯科医院の体制に合わせて
改善・統制をしてください。

 

ステップ1: 数値目標の設定

担当者と責任者を決め、
週単位で以下の数値目標を設定します。

 

– 電話を何本かけるか
– レターを何通書くか
– メールやメッセージを何通送るか

 

たとえば「週20本の電話、週10通のハガキ」といった具合です。
重要なのは具体的な数字で義務化すること。

 

ステップ2: リストの事前準備

担当者に、毎週月曜日に
「今週連絡すべき患者リスト」を渡します。
リストには以下の情報を記載:

 

– 患者名
– 連絡先(電話・住所・メール)
– 最終来院日
– 連絡手段(電話/ハガキ/メール)

 

これにより担当者は「誰に連絡するか」を
考える時間をゼロにでき、実行に集中できます。

 

ステップ3: 実行とチェック

担当者は電話をかけ、レターを書き、
メールを送信します。

 

責任者(院長または事務長)は、
レターやメールの内容を事前にチェックし、
必要に応じて修正してから発送します。

 

ステップ4: 結果の毎日掲示

院内の見える場所(スタッフルーム等)に、
以下の数字を毎日更新して掲示します:

 

– 電話で本人と会話できた数
– 発送したレター・メール・メッセージの本数
– アポイント獲得数
– 実際に来院した患者数

 

可視化することで、
担当者のモチベーションが維持され、
院長も進捗を把握できます。

 

ステップ5: 週次ミーティングでの改善

週に1回以上、担当者・責任者で
ミーティングを実施します。

 

– 結果のレビュー(目標達成度)
– うまくいった連絡内容の共有
– 改善点の洗い出し
– 次週の目標設定

 

このサイクルを回すことで、
連絡の質が継続的に向上します。

 

ステップ6: インセンティブの支払い

実際に患者が来院したら、担当者と責任者に
金銭的なインセンティブを支払います。

 

たとえば
「来院患者1人につき1,000円」等の基準を設け、
役務や寄与度に応じて分配割合を決めます。
(例: 担当者70%、責任者30%など)

 

スタッフにとって、この施策が
「自分の収入に直結する業務」になることで、
継続性が格段に高まります。

 

成果を可視化する「カウントルール」

仕組みを機能させるには、
何を成果としてカウントするか
基準を明確にする必要があります。

 

電話のカウント基準

「電話をかけた本数」ではなく、
「既存患者本人と通話できた数」のみ
カウント
します。

 

留守電にメッセージを残すのは必須ですが、
それはノーカウント。
家族など本人以外が出た場合もノーカウントです。

 

なぜなら、本人と直接会話して初めて
再来院の動機づけができるからです。

 

来院のカウント基準

「アポイント→来院に至った患者数」は、
アポイント日から前後1週間以内の来院をカウントします。

 

1週間以上ずれた場合は、
連絡による行動喚起ではなく患者都合と判定し、
ノーカウントとします。

 

こうした明確な基準があることで、
スタッフは「どこまでやれば評価されるか」を理解でき、
曖昧さによるモチベーション低下を防げます。

 

清掃・備品管理より優先する

歯科医院のスタッフには、
日々さまざまな業務があります。

 

診療の準備、器具の滅菌、
待合室の清掃、備品や消耗品の点検・補充、
在庫管理、レセプト業務…

 

どれも医院運営に欠かせない仕事です。
しかし、業務の優先順位を明確ですか?

 

清掃が行き届いていても、
備品がきちんと揃っていても、
患者が来なければ歯科医院経営は頓挫します。

 

スタッフの最重要業務は別のところにあります。
第一は、患者に必要な治療をきちんと説明し、
納得して受けていただくこと。

 

第二が、今回お伝えした
「既存患者との連絡を絶やさない施策」の実行です。

 

この優先順位を院内で共有し、
スタッフ全員が理解していることが
増収増益への最短ルートです。

 

この優先順位が逆転している歯科医院が、 実に多い。
備品の補充は完璧でも、来院が途絶えた患者への
アプローチは誰も担当していない…
という状態です。

 

もし今、あなたの医院で
「患者への連絡」が後回しになっているなら、
それは業務の優先順位を
見直すべきタイミングかもしれません。

リストを作ることから始めましょう

ここまで、既存患者へのアプローチが
いかに効率的で、
どのように仕組み化すればよいかを解説してきました。

 

新患獲得コストは既存患者の5〜10倍。
あなたの医院には、すでに連絡先リストという資産がある。

 

そして、連絡を絶やさない仕組みを作れば、
再来院は確実に増えます。

 

しかし、「よし、明日から全部やろう!」と
意気込む必要はありません。

 

最初の一歩は、驚くほど小さくていいのです。

 

明日、診療が終わったら、カルテを開いて
「3ヶ月以上来院していない患者」を
10名リストアップしてください。
それだけです。

 

翌日、その10名に
「お変わりありませんか? 定期検診のご案内です」と
ハガキを1通書いてみてください。

 

この小さな行動が、
あなたの歯科医院経営を変える
ドミノ倒しの1枚目になります。

 

患者は、あなたの連絡を待っています。
連絡さえすれば、再来院する患者は必ずいます。

 

今日この記事を読んだことをきっかけに、
まずリストを1枚、作ってみてください。

 

※本記事における患者へのアプローチは、
医療広告ガイドラインおよび個人情報保護法を
遵守したうえで実施してください。
成果は実行状況や各歯科医院の環境により異なります。

 


 

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歯科医師
歯科医院の集患・経営、
ブランド構築コンサルタント

株式会社120パーセント
代表取締役  近  義武

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