近 義武の歯科医院経営大学

「この価格で大丈夫？」と迷う歯科医院院長へ

多くの院長先生が、自費診療に取り組もうとする際、
「この治療は価値がある。でも、この価格で本当に患者さんは納得してくれるだろうか？」
という不安を感じます。

特に、周囲の歯科医院と比較して価格が高い場合、
“患者さんが拒否・不機嫌・転院などになるのでは？” という恐れから、
つい値下げしてしまうことも少なくありません。

しかし、それでは本来得られるはずの利益が削られ、
あなたの歯科医院の成長を阻害してしまいます。

この問題を解決するためには、 価格に対する自信を持ち、
患者に納得してもらうためのプロセスを確立することが重要です。
その第一歩として、私からおすすめの方法があります。

モニター患者を活用して、価格に自信をつける

なぜモニター患者が必要なのか？

モニター患者とは、
一定の条件（例：通常より低価格での治療提供、治療後のフィードバック提供など）を
満たしたうえで治療を受ける患者のことです。
モニター制度を導入することで、以下のようなメリットが得られます。

実績を積むことで自信をつけられる

自費診療の経験を増やし、治療プロセスの最適化を図ることで、
価格に対する不安を減らすことができます。

診療の改善点を発見できる

実際に治療を提供することで、想定外の課題が見えてくることがあります。
モニター患者の協力を得ながら診療の質を高めることで、
より価値のある治療を提供できるようになります。

お客様の声を集め、次の集患につなげる

治療を受けたモニター患者の声（体験談、ビフォーアフター写真など）は、
次の患者への説得材料になります。
「実際にこの治療を受けてよかった」というリアルな声は、
新規患者の意思決定を後押しします。

モニター患者を活用して適正価格を設定する

価格設定の考え方

適正な価格を設定するには、まず
「価格ではなく…

この記事の公開は2025年8月31日まで