近 義武の歯科医院経営大学

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
患者が集まる歯科医院構築、クリニックの経営アドバイザー、
歯科医師の 近　　義武 です。

相変わらず、腕時計ブームは加熱したままですね。
ドクターの趣味でいうと、クルマ派と、時計・カメラ派に
大別されると聞いています。

確かにその3つのどれかが好きという先生は
たくさんおいでになるので、信憑性はそこそこある話です（笑）

ここでちょっとしたクエスチョンです。
あなたが高級腕時計の”ロレックス”の販売者だとして
ロレックスの競争相手＝競合はどこでしょうか？

スウォッチやG-SHOCK（カシオ）ではありませんよね。
説明するまでもなく納得されるでしょう。

では、オメガやパテック・フィリップなどの
ハイブランド腕時計でしょうか？

大間違い！とは言えませんが、あなたが
”ロレックスの販売者”としてなら物足りない答えです。

なぜなら、腕時計に３桁万円を支払うような購入者は
もうすでに腕時計は他にも所有しているはずです。

つまり、腕時計本来の「時刻を知る」という目的で
ロレックスを買うわけではないという事です。

ロレックスは”世界初の防水腕時計開発”という栄誉はありますが、
ムーブメントは”大きな特色のないものの優秀”な時計です。

個人的な見解ですので、ごめんなさいですが
素人からすればせいぜいこのレベルの認識です。

ということは、購入を考えているお客さんが
ライバルとして比較するのは
「他の腕時計」ではない可能性が高いと考えるべきです。

装飾品なら、宝石・靴・鞄・アクセサリー・スーツ…
投資対象なら、希少高級車・ビンテージカー、絵画…
ライフスタイルなら、別荘・クルーザー・音響機器…

このような高級な嗜好品と比較するお客さんが
大半だと考えられます。

先生の真の競合

我々歯科医院の院長は、”競合”というと
同じ分野の診療を得意としたり、アピールしたりしている歯科医院や
近隣で商圏が重なり合っている歯科医院を想定しがちです。

その結果、競合認定した歯科医院に対して
必死に追いつけ！追い越せ！と突っ走ってしまいます。

しかし、実際のところとしては、患者とその予備軍は
院長先生が想定している競合とは”別の何か”と
比較検討していることが少なくありません。

この事実に気づかない院長先生は…

この記事の公開は2025年5月31日まで