心理的ハードル

歯科医院来院に対する心理的ハードルを下げる

Last Updated on 2024.9.6 by 近 義武

 

『集患・増患』という言葉があります。
自分の歯科医院に患者を呼ぶことですね。
院長であるなら、来院患者数は常に気になる数値の1つです。

 

ただ、「集患・増患」で呼ぼうとするのが
『新規初診患者』なのか、『再診・再初診の患者』なのか、では
考え方も施策も大きく異なってきます。

 

今回は『新規初診患者』をもっと増やしたいと考えるなら
心得ておくべきことについて話していきましょう。

「集患」に必要なコスト

そもそも、
『新規初診患者』を獲得する時に発生するコストは
『再診・最初診の患者』に比べて
5〜10倍多くかかるといわれています。

 

また、患者にとって「未知の歯医者に行く」ということは
心理的抵抗があってハードルが高い行為でもあります。

 

酷くなるまで放置する患者がいるのも
このあたりの心理が働いているからです。

 

これまで関わりのなかった方を、
『新規初診患者』としてあなたの歯科医院に来院させるためには
『再診・再初診の患者』よりも高いハードルを越させなくてはならないわけです。

 

これまであなたの歯科医院に関わりのなかった方は、
実際に来院、受診してもらってやっと「あなたの患者」になります。
ですので正確には、まだあなたの患者ではない「見込み患者」に
来院してくれるようアプローチをする施策を行うわけです。

 

歯科医師のあなたや、あなたの歯科医院のことを
ほとんど知らない「見込み患者」の注意を引き、
興味・関心を持ってもらい、さらに他院との比較・検討を経て
最後には上記のような心理的ハードルを越えてもらわなければならない…

 

そんな厳しい条件をクリアさせる施策を行うのですから
コストが高くなるのも、いわば当然なのです。

高いハードルを越えさせたいなら…

考えようによっては
「見込み患者」にそのハードルを超えさせることさえできれば
『新規初診患者』として来院してくれるわけです。
ですから、行うべき施策として3段階の方向性が考えられます。

方向性1:ハードルの高さを下げる

人は未知のものに不安を感じます。その不安を解消することで、
心理的ハードルそのものを下げることができます。

 

見込み患者はあなたの歯科医院に来院したことがないわけですから
既存の患者に比べて、あなたやあなたの歯科医院に関する情報が
圧倒的に不足しています。

技術はしっかりしているのだろうか…
先生は恐くないだろうか…
スタッフは親切だろうか…
痛くないだろうか…
料金が高くはないだろうか…

 

何らかの症状や悩みを抱えて、それに加えて
このような不安を持っている見込み患者解消するには…

この記事の公開は2025年2月28日まで

Last Updated on 2024.9.6 by 近 義武

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