高収益な歯科経営をしたい

経営難時代の歯科医院サバイバル術!健全経営への道筋

旧来の成功法則が通用しなくなった現実

先日、あるショッピングモールを訪れた時のことです。
かつては人で溢れていた店内が、
週末だというのに閑散としていました。

 

レジに並ぶ客の数は少なく、
店員の方が多いのではないかと感じるほど。
「これが現実なのか」と、思わず立ち止まってしまいました。

 

この光景は、まさに今の歯科医院経営を
取り巻く環境そのものではないでしょうか。

 

これから先、日本の人口は確実に減少していきます。
税金や社会保険料等の国民負担率は上がり続け、
インフレによる実質所得の低下で、
国民の購買力は年々弱まっています。

 

さらに歯科分野への理解や価値認識が
劇的に向上する見込みも薄いのが現状です。

 

このトリプルパンチは、院長である
あなたの歯科医院にも確実に影響を及ぼすでしょう。

 

「良い設備と高い技術があれば患者は集まる!」

 

そう思っていませんか?
残念ながら、それは過去の成功法則です。

 

私もあなたと同様に、1人の歯科医師として開業し、
そして自分自身の思い込みから経営難に直面しました。

 

最新設備を揃え、治療技術を磨いても
患者数は伸び悩んだのです。

 

その後経営の改善が上手く功を奏し、コンサルとして
他の医院の院長先生の相談を受けるようになって
単なる経験論ではなく確信したことがあります。
それは

 

「令和の歯科医院経営は、それまでの常識が通用しない」

という厳しい現実です。

 

多くの先生は臨床セミナーや最新設備に
投資することで経営改善を図ろうとします。
しかし、それだけでは今の時代、
思うような成果は得られません。

 

ある歯科医院の院長も、
月に数十万円もかけて勉強会に通い、
最新のCTやマイクロスコープを導入しました。

 

しかし、来院患者は一向に増えず、
経営状態は悪化する一方だったのです。

 

この記事では、なぜ従来の
「良い設備と高い技術」
という方程式が機能しなくなったのか?

 

そして今の時代に適した
歯科医院経営のあり方
について考えていきます。

 

あなたの歯科医院を守り、発展させるために、
いま本当に必要なことは何なのか…?
一緒に考えてみましょう。

設備と技術だけでは立ちゆかない

一般的な歯科医院の経常利益率は
25~35%と言われています。
これは悪くない数字に見えるかもしれません。

 

しかし、この利益率を前提に
考えてみましょう。

 

例えば、1000万円の設備投資をした場合、
単純計算でも投資回収には、
利益の全てを注ぎ込んで最低3~4年かかります。

 

さらに問題なのは、投資したからといって
必ずしも患者数や診療単価が
上がるとは限らないことです。

 

多くの院長先生は、「より良い治療のため」
という医療者としての使命感から
高額な設備投資や技術習得に走りがちです。

 

しかし冷静に考えてみてください。

 

患者はあなたが導入した最新CTや
マイクロスコープの価値を
本当に理解しているでしょうか?

 

技術研鑽に注ぎ込んだ時間や費用に
見合うだけの診療報酬を
得られているでしょうか?

 

実際に相談を受けたある歯科医院では、
開業2年目にして月商250万円にも関わらず、
800万円のマイクロスコープを導入していたのです。

 

結果はどうなったでしょう。
月々のローン返済に追われ、
スタッフの給与支払いも滞るようになったのです。

 

技術への投資は必要です。しかし、
経営の体力が確立できていない状態での投資は、
家の土台なしに二階を建てるようなものです。

 

経営者脳を持つ院長であれば、
投資の優先順位を見極めるはずです。

 

例えば、集患システムの構築、
スタッフ教育、患者体験の向上など、
比較的少額で効果の高い施策を
先に実施するべきでしょう。

 

また見落としがちなのが、
投資後のランニングコストです。

 

高額医療機器のメンテナンス費用や
技術を活かすための追加的な
教育コストも考慮が必要です。

 

「先生、この機械を入れれば患者が増えますよ」
という営業トークに安易に乗ってはいけません。

 

現実を直視しましょう。
月商300万円前後の歯科医院が
1000万円超の設備を導入することは、
経営的に見て危険極まりないのです。

 

もちろん、上手くいく先生もおいでになります。
しかしそれは、ただ何となく頭に浮かんだ馬券に
大きな金額を賭けて、蓋を開けたら的中したのと
それほどの大差がありません。

 

こうした投資の誘惑から身を守るためには、
「投資回収計画」を必ず立てることです。

 

具体的な数字で、いつまでに、
どれだけの追加収益を生み出せるのか
を冷静に分析する必要があります。

持続可能な歯科医院成長への方程式

では、どうすれば健全な経営体質を
作り上げることができるのでしょうか。
ここでは具体的な方法をお伝えします。

 

まず押さえておくべき大原則は、

健全経営の確立が先、
設備や技術への大型投資はその後

ということです。

 

健全経営を確立するための
具体的なステップは以下の通りです。

 

ステップ1. 経営の見える化

– 月次の収支を細かく分析する
– 患者一人あたりの診療単価を把握する
– リコール率を数値で管理する

 

ステップ2. 患者満足度の向上

– 予約時間の厳守
– スタッフの接遇・信頼構築レベル向上
– 治療説明の分かりやすさ改善

 

3. 低コストで効果的な集患施策

– 既存患者からの紹介促進
– 地域密着を基本とした口腔健康の啓発活動
– ウェブサイトやSNS、AIの活用

 

こうした基本的な経営改善により、
月商が400万円をコンスタントに超えるようになり、
安定したキャッシュフローを確保できたら、
初めて大きな投資を検討しましょう。

 

多額の設備投資や技術研鑽を行う際の
判断基準としては、次の3つの質問に
YESと答えられることが重要です。

 

・この投資は2年以内に回収できるか?
・患者に具体的な「感情や生活の変化」を説明できるか?
・既存スタッフで運用できるか?

 

例えば、ある院長先生は
最新CTの導入を1年先送りし、
その間にスタッフ教育と
患者コミュニケーション改善に注力しました。

 

結果として自費率が8%から14%に上昇し、
安定経営の基盤ができてから設備投資を行うことで、
ROI(投資費用に対する利益の大きさ)も大幅に向上したのです。

 

重要なのは「順番」です。
まずは基本的な経営の仕組みを整えることで、
その後の投資効果は何倍にも膨らむのです。

経営体質改善ステップ

いかがでしたか?
技術や設備への投資は大切ですが、
その前に経営基盤の確立が必須である
ことをご理解いただけたでしょうか。

 

今日から取り組むべきことをまとめましょう。

 

まず、あなたの歯科医院の現状を
正確に把握してください。

 

月次の収支、患者数の推移、
リコール率などの基本数値を
見える化することから始めましょう。

 

次に、大型投資を一時保留し、
既存資源で最大の効果を得る
工夫を考えてみてください。

 

具体的には、スタッフ教育の充実や
患者満足度向上のための小さな
改善活動が大きな効果を生みます。

 

そして、安定した月商400万円以上、
経常利益率30%以上を達成してから
大型投資を検討というルールを設けましょう。

 

技術や設備に心を奪われるのではなく、
経営者として冷静な判断を下せる院長こそが、
この困難な時代を生き残り、発展していけるのです。

 

最後に自問してみてください。
「私は歯科医師として素晴らしい技術を持ちたいのか、
それとも健全な歯科医院を経営したいのか」

 

理想的には両方を達成することですが、
順序を間違えないことが成功への近道なのです。

 

明日からの診療に、
少し違った視点で臨んでみませんか?

 

 


 

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歯科医師
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株式会社120パーセント
代表取締役  近  義武

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