近 義武の歯科医院経営大学

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
患者が集まる歯科医院構築、クリニックの経営アドバイザー、
歯科医師の 近　　義武 です。

私の高校生時代に、当時の自宅から徒歩圏内に
チィっと洒落ていて規模も大きい文房具店ができました。

それまで使っていた個人営業の文房具屋さんとは
品揃えも値段も全くの別物で、ステーショナリー好きになったキッカケは
間違いなくこの店の存在でした。

そんなこともあって、
現在でも、ちょっとしたスキマ時間に
ステーショナリーを見に行くのは私にとってはごく普通の行動です。

この正月休み明けにも、何かと世話になっている
仕事場の近くの文具店に行ったのですが、
かなりの混雑をしていて驚きました。

新春のおめでたいムードでもなく、イベントの様子もない…
ステーショナリー好きでもない一般の方が文具店を訪れるのは
実用的な必要が生じた時のみです。

文具店が混み合う時期は、
入学・進級・卒業・就職・人事異動などに伴って
プレゼントを贈る機会が集中する春先がメインです。

そこで、周りを見渡して観察を始めました。
客層は…?、性別や年齢層は…？
１人？２人？グループ…?
購入しているのはどんなもの…？
特に混雑しているコーナーは…？

なんとなくですが、グループの客で、
しかも”買い与えるスポンサーと贈られる若者”みたいな客が
いつもより目立った気がしたので、
そこを軸にしてさらに考えてみました。

結論というほど大したことではありませんが、
この状況を作っているのは
”進路の決定が数年前よりも前倒しになったから”でしょう。

以前であれば2月末から3月初旬くらいに進路が確定して
慌ただしく新生活の準備をするのが一般的でした。

しかし、現在では大学入試などの制度も変わり、
就職も内定や内々定をいち早く出す企業も増えたため
プレゼントするにしても、自分で使うにしても、
準備や購入の時期がバラけて、その一部が正月休みに…

まぁ、あくまでも推察ですが、
そんなところではないかと思いました。

こんな風に何かの現象に対して
理由を考えてみるのは、優れた頭脳の訓練になります。

特にその対象の人物の気持ちになってみることが
良いトレーニングになるのです。

我々歯科医師は、専門職ということもあって、
技術の習得には心血を注ぎますが、
それ以外がどうしても疎かになりがちです。

実際に自分の歯科医院を開業してからは、診療技術と同じくらい
歯科医院経営に関する知識や考察が大切にも関わらず、です。

我々歯科医師が診療に用いるのはエビデンスです。
感情ではありません。
むしろ邪魔だと思っているくらいですよね。

しかし…

この記事の公開は2025年6月30日まで