近 義武の歯科医院経営大学

歯科医院経営には、歯科医師の「技術」、診療の「環境」が
ある程度”良い”のは当たり前、大前提です。

しかし、その歯科医院に質の高い患者を集めるためには、
「技術」「環境」とは別のことが必要になります。

集めたい患者像を固める

聞き飽きている方もおいでだしょうが、
あなたがどういう患者を集めたいかによって
診療の内容も医院の設備も変わってきます。

例えば、”車（自動車）好き”な方は多いですが、
車の使い方によって求める性能や機能は変わってきますよね。

ドライブそのもに、運転そのものを趣味にしている方は
いろいろな景色やシチュエーションを楽しみながら
気持ちよく疾走したいと思うものです。

そのため、高速安定性、トルクやブレーキ性能、
ハンドルのレスポンス、好みの硬さのサスペンションなど
”走るための性能・機能”を求めがちです。

しかし、そのような高性能・高機能は、
住宅街のせまい道を通って近所のスーパーに買い物に行く主婦には
無用の長物どころか、かえって邪魔になることもあります。
むしろ小回りが利いて、取り回しの楽な軽自動車が好まれそうです。

つまり、性能・品質・内容などを含めて、
同じ”車”であっても、それを利用・活用する人によって
欲しがるモノが全く違ってくるということなのです。

このことは患者のことでも同じです。
あなたの治療を素晴らしいと思うか、否かも、
あなたの歯科医院の診療環境の評価のの善し、悪しも、
「誰が患者なのか」によって全く違ってきます。

ですから、あなたが思う『質の高い患者』も…

この記事の公開は2025年3月31日まで