近 義武の歯科医院経営大学

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
患者が集まる歯科医院構築、クリニックの経営アドバイザー、
歯科医師の 近　　義武 です。

歯科医院に限らず多くの企業でスタンプカードが発行されています。
コーヒーを飲んでスタンプを10個集めると無料で一杯プレゼント！
といったようなものです。
今回は”スタンプカード”を通して患者心理の話をしていきます。

『スタンプ？いまさら？せこいよ…』という方はスルーで結構です。
強制するような話でもありませんし。

実のところ、スタンプカードをうまく活用している院長先生には
ほとんどお目にかかったことがありません。
もちろんお会いした先生、全てに話を振っているわけではないので
コレから話す活用法より効果的な運用法もあるとは思っています。

それでも、多くの方はコレまで以上の成果を実感できるはずです。
何しろ、”やらないよりはマシ”というレベルからは脱却しますからね。

店舗用のアプリの中には、スタンプカードの機能を
組み込んでいるものもあるようですから、
従来の”カード”での活用が必須でもなくなりましたので
ぜひ参考にしていただくと宜しいでしょう。

余談ですが、私はクライアントになってくれた方にはとても優しいです。
際限なく優しくしてしまいそうになるので
自分にルールを課していたりするくらいです。

ですから、ヘタッピはスタンプカードの運用をしている院長にも
「そんなやり方なら辞めた方がマシですよ！」とは言いません。
それなりに納得してもらって、有効なやり方に変えてもらいます。

真実をいかに伝えるかにはまぁまぁ苦労しますが、
こうすれば『使えるポイントカードの運用ができる！』ことを
順を追って話していきます。

スタンプカードに関しては、患者の心理を紐解きさえすれば
それだけで有効な使い方が導き出されます。

つまり、今回の話は患者心理を用いて、
スタンプカードを集患の武器の１つにするという話です。
きっとあなたにも思い当たる心理を具体的にはどのように
”ポイントカードの運用”に落とし込むかを見ていきましょう。

スタンプカードで患者を呼びたいなら
〜ポイント１：ゴールを近づけろ！〜

何かを成し遂げようとするとき、
具体的な目標・ゴールを定めるのはとても良いことです。
ゴールが明確なほど、人は行動をしやすくなります。

しかしゴールが遠すぎると、道半ばで

難しそうだから、やっぱりやめるかなぁ…
そこまで努力しなくてもいいかなぁ…
めちゃくちゃ達成したい目標でもないしなぁ…

などと、適当な自己弁護を持ち出して諦めやすくなります。

ですから、スタンプ10個でプレゼント進呈！というゴール設定は
そのゴールを遠く見えづらくしているようなものなのです。

スタンプが30個押せるようになっていて
10個目、20個目の時に小プレゼント、30個目の時には
ちょっと大きなプレゼントをするようなしてしまいがちですが、
全く効果的ではありません。

スタンプカードのほとんどが「紛失」「死蔵」されてしまうのですから、
そうなる前にゴールの設定を近くにして、
ゴールを達成させて、プレゼントを患者に上げてください。

具体的な方策としては、以下のようになります。

ゴールまでのスタンプ数は最大５つまで
インパクトを求めるならスタンプ３つでゴール
プレゼントはコストがまぁまぁの景品をあとで考えればいい

ゴールは、達成する姿をイメージできる範囲に定めなければ
かえって逆効果になりかねません。

実際に運用してみるとわかりますが、
ポイントカードの準備やプレゼントのコストなどたかが知れています。
患者が次回も来院してくれるメリットを考えれば微細な出費です。

信頼さえ築いてしまえば、出費したコストの回収の機会は
いくらでも訪れるでしょう。

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スタンプカードで患者を呼びたいなら
〜ポイント２：目標勾配を使え！〜

スタート時はやる気満々だったのに、
しばらくすると息切れしてペースダウン…
でもゴールが見えてきたら、再びやる気に火がついた！

そんな経験があなたにもありませんか？
私にはたくさんあります（笑）

ゴールが近づくと…

この記事の公開は2025年5月31日まで