近 義武の歯科医院経営大学

『患者数』を増やすことは歯科医院経営では避けては通れません。

「だから新規患者を集めるのに苦労しているんだよ！」

と叱られそうですが、これはちょっと待ってください。
『患者数』を増やす＝新規患者を増やすではないのです。

まずは『患者数』の本質を理解する必要があります。
そうすれば、今言ったこともすんなりと腹落ちします。

実際のところ『患者数』は以下のように表すことができます。

『患者数』＝「既存患者数」＋「新規患者数」ー「流出患者数」＋「復活患者数」

この関係式をよく見てみると、『患者数』を増やすための施策は
『新規患者数』を増やすだけではないことがわかります。

1. 『新規患者数』を増やす
2. 『流出患者数』を減少させる（流出の防止）
3. 『復活患者数』を増やす（流出患者の復活・再初診）

これら全てが『実患者数』を増やすことにつながります。
決して『新規患者数』を増やすだけではないのです。

患者を増やしたいと考える歯科医院の院長のほとんどは、
『新規患者数』を増やすことを望みます。

初診の患者は治療箇所も多く、検査等も含めて
診療単価が高くなりやすいのでそう考えるのも理解できます。

しかし、流出を止めずに新規患者を追い求めても
穴あきバケツに水を入れるようなものです。

仮に流出がゼロなら「新規」でも「再初診」でも
増えた人数分『患者数』はプラスになります。

ですから流出を防止することにも
新規患者の獲得か、それ以上に目を向けてしかるべきなのです。

バケツの穴を塞いだあとなら、それほどたくさんの水を
注がなくてもやがては十分な量の水を確保できます。

今回は流出患者をいかに減少していくかについて
ワークをしながら一緒に考えてみましょう。

セミナー概要

・セミナー開催・収録：
・テーマ『患者数の減少（中断・転院等）を防ぐには？』
　　【１】前提。楽で得なことが好きな患者にどう接する？
　　【２】患者教育は平等に行うと失敗する！その理由とは？
　　【３】ワーク：患者教育のゴールを設定しよう！
　　【４】院外での教育・高度な教育・まとめ
　　
・開催地：東京都
・セミナー動画公開：４ヶ月間　2023年8月まで

【動画1】　前提。楽で得なことが好きな患者にどう接する？

動画（全4本105分）の公開は2023年8月31日まで