絞りが甘ければ魅力は響かない

私は50代の前半で骨折をして以来、スポーツジムには通っていません。
それでも水泳は、頻度こそ落ちましたがストレス解消のため続けています。

月に２〜３回ほどですが、若くもないのでそんなモノでしょう。
朝にプールに行くことが多いですが、特に時間を固定していません。
昼でも夜でも都合を付けてサラッと泳ぎに行く感じです。

習慣ですから、特別な刺激もなくなっているのですが、
人間観察は面白いことや発見が時々訪れます。

例えば、男性のビジネスマン。標準的な方は、
早朝７時からの１時間と夕方６時以降にやってきます。
出勤前と終業後…当たり前と言えば当たり前です。

私が通っているプールは、オフィス街にそこそこ近いので
そのような動向になるのでしょう。
午前７時から営業のプールなのですが、
開始前から並んでいる方の９割は男性ビジネスマンです。

水着を着込んできて、準備運動もそこそこに
１分でも時間を惜しんでものすごい勢いで泳ぎまくります。
誰も彼も凄いスピードで泳いでます。

そして８時前後になると、
申し合わせたかのように一斉に切り上げていきます。
ネクタイ・スーツ姿に着替えて颯爽と出社していくようです。

わかりやすくて、予測通りで、眺めているだけでちょっと楽しいです。
楽しいついでに、私はのんびり泳ぎながら考えてみました。

「彼らビジネスマンにこのプールで広告するなら、何を宣伝するか？」
「どうすれば着目され、心に響くか？　突き刺さるのか？」

・入場待ちの行列からよく見える壁に、液晶画面で動画を流してみるか…
・プール施設内全てに音声放送でPRを流すか…
・シャワーブースの壁に防水仕様のポスターを貼るか…

何をやりましょう？
何をPRしましょう？

この記事の公開は2024年11月30日まで