ブランド歯科医院の構築

患者もスタッフも離れない歯科医院の秘密 !〇〇る院長になるには?

歯科医院経営、成功と停滞の分水嶺

先日、ある歯科医院の院長先生から
「なぜうちの歯科医院は患者が定着しないんだろう?」
という相談を受けました。

 

その院長先生の歯科医院は、
最新の設備を整え、丁寧な説明も心がけ、
技術的にも決して劣っているわけではありません。

 

しかし患者は次々と離れていき
スタッフの入れ替わりも激しい状況でした。

 

考察の前にあえて言っておきますが、
歯科医院経営において登場するのは
たった3者だけです。

 

院長であるあなた、患者、そして
従業員(勤務医、衛生士、受付スタッフなど)です。

 

あなたが開業したのですから
あなたの満足度(利益・気分・働き方)を
最大化することは当然の目標です。

 

ただし、従業員と患者にも
一定以上の満足度がなければ
歯科医院は長続きしません。

 

多くの院長先生は彼らに「何を与えるか」
に、意識が集中しがちです。

 

最新設備や治療用機材を導入したり、
待合室を豪華にしたり、
スタッフの給与を上げたりばかり考えます。

 

でもこれは「恋愛」と同じなのです。

 

高価なプレゼントだけで愛されるでしょうか?
いくら高級レストランに連れていっても
心情を伴わなくては関係は長続きしませんよね。

 

同様に、患者もスタッフも、
単にモノ(治療)やお金を与えるだけでは
本当の意味では満足しないのです。

愛される院長とは何か?

では、患者やスタッフに「愛される院長」
とはどういう存在なのでしょうか?

 

結論から言えば、院長が人間的・人格的に
愛されることが最も重要なのです。

 

患者もスタッフも、あなたという人間に
惹かれて長く関係を続けるのです。

 

単に「優れた治療技術を持つ歯科医師」ではなく
「敬愛する○○先生」という一人の人間として
信頼され、慕われることが大切です。

 

あなたは患者に対してどんな思いで
診療していますか?

 

「痛みを取り除き、機能を回復させる」だけでは、
機械的な対応になってしまいがちです。

 

「この方(患者)の人生をより豊かにしたい」
「食べる喜びを取り戻させてあげたい」

といった思いがあれば、それは
自然と診療に表れてきます。

 

同様に、スタッフに対しても
「単なる労働力」と見るか
「共に成長する仲間」と考えるかで
彼らの関わり方は大きく変わります。

 

医療技術や経済的な判断、経営方針、
診療方針などに対するあなたの考え方や
こだわりが明確であればあるほど
周囲からの共感も大きくなります。

 

例えば「予防歯科に徹底的にこだわる」
という院長の信念が明確であれば、その志に共感する患者とスタッフが
自然と集まってくるでしょう。

 

あるいは「痛みの少ない治療を追求する」
という姿勢が伝われば、歯科恐怖症の
患者さんの心強い味方になります。
つまり、

 

「どんな医療者でありたいか」
「どんな歯科医院を作りたいか」
「どのようにお金と向き合っていくのか」

 

などのあなたの根源的な思いこそが、
人を惹きつける最大の魅力になるのです。

愛される院長の具体的メリット

院長が患者やスタッフに愛されると
具体的にどんなメリットがあるのでしょうか?

 

まず、患者に関してすぐに実感することとして
リコール率の飛躍的な向上が挙げられます。

 

あなたという人間に信頼と愛着を持った患者は
「○○先生に診てもらいたい・会いたい」
という気持ちで、定期的に通院するようになります。

 

ある歯科医院では、下地があったこともありますが
院長が患者との会話を重視するようにしただけで
リコール率が35%から65%に急上昇しています。

 

また、愛される院長の言葉には
強い説得力が生まれます。

 

「この治療法がおすすめです」と淡々と
機械的に説明するのではなく、
「これまでのあなたのお話を配慮すると、
最も適していそうなこの治療をお勧めします」
と伝えると自由診療の成約率も自然と高まります。

 

スタッフに関しても同様です。

 

愛される院長の下では、
スタッフの離職率が大幅に下がります。
当然、採用・教育コストも削減されます。

 

ある歯科医院では、院長がスタッフ一人一人の成長に
真摯に目を向けて向き合うようになったところ、
毎年のように出ていた離職者が
3年間で一人も退職者が出なくなりました。

 

さらに重要なのは、新しい取り組みへの
スタッフの姿勢が変わることです。

 

多くの歯科医院でよく聞く、スタッフの不満に
「院長が新しいことを導入して、私たちも
あれこれ苦労させられたのに、いつの間にか
辞めてしまって、また別のことを導入しようとする」
というものがあります。

 

しかし、院長の”思い”がスタッフに
きちんと共有されていれば、状況は大きく変わります。

 

導入前や試用期間中に
「これは院長の目指す歯科医院には
合わないかもしれません」という
建設的な意見も期待できます。

 

逆に、院長の”思い”を実現するためには、
この”新導入”は必要だと納得すれば、
多少の苦労も辞さずに導入と活用に
前向きに取り組んでくれるようになるのです。

 

また、スタッフが自発的に
業務改善や患者サービスの向上に
取り組むようにもなります。

 

「院長のために頑張りたい」
「一緒に院長の”思い”を実現したい」

という気持ちが生まれるからです。

 

患者対応でも
「院長先生ならこう対応するだろう」と、
自然と院長の価値観に沿った行動を
取るようになります。

 

つまり、院長の気遣いや心遣いが
そのまま従業員や患者の感謝や喜びに変わり、
歯科医院全体の雰囲気を良くしていくのです。

 

結果として、新患の紹介数も増え
経営の安定につながるという
好循環が生まれるのです。

愛されるための実践ステップ

では、実際にどうすれば
「愛される院長」になれるのでしょうか?
具体的なステップでお伝えします。

 

Step1.自分自身を見つめ直す

あなたは歯科医師として、また一人の人間として
どんな思いで診療していますか?

 

患者にどんな価値を提供したいのか?
スタッフとどんな歯科医院を作りたいのか?

 

心の奥底にあるこうした思いを明確にし、
言語化することが第一歩です。

 

Step2.思いを日々の言動に転化する

診療中の何気ない会話や、スタッフへの指示の中に、
あなたの思いや価値観を織り込んでいきましょう。

 

例えば
「この治療法は痛みが少ないので選びました」ではなく、
「あなたが不安なく治療を受けられるよう、
痛みが最も小さくなる治療方法を選び抜きました」
と伝えるだけでも印象が変わります。

 

Step3.最も重要なのは一貫性

思いと言動が一致し、日々それを繰り返すことで、
患者とスタッフはあなたの本質を理解するようになります。

 

もちろん、事あるごとにあなたの”思い”を
明確に言葉で伝えることも、
あなたの本質の理解の一助となります。

 

発言にも、行動にもブレがなく、一貫しているほど
その姿を見聞した患者やスタッフは
「この院長は本気なんだ、信用できるんだ」
と感じるようになるのです。

 

このプロセスを経て初めて
スタッフ教育や患者教育も効果を発揮するのです。

 

愛される院長のもとでは、教育というより
むしろ「共感による自発的な行動変容」が
自然と生まれます。

 

今日からでも、診療の合間に
「自分は何のために歯科医師になったのか」を
振り返る時間を作ってみてください。

 

その答えこそが、
あなたが愛される院長になるための
最初の一歩となるでしょう。

 


 

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歯科医師
歯科医院の集患・経営、
ブランド構築コンサルタント

株式会社120パーセント
代表取締役  近  義武

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