近 義武の歯科医院経営大学

インターネットマーケティングにおいては、
“見つけてもらう”というのは重要なキーワードです。

これまではチラシやダイレクトメール、
新聞・雑誌・ミニコミ誌などへの広告などを使って
歯科医院側から患者にアプローチしていました。

チラシの場合を考えるとわかりやすいですが、
患者が困っていようが、いまいが関係なく
新聞の折り込みや手渡し等の形で手元に届けられます。

そんなチラシのほとんどはその場でゴミ箱行きです。
たまたまチラシに記載された内容の悩みや問題を
患者が抱えていた場合にのみ有効かな、というところです。

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
集患、自費率向上、予防歯科の確立をブランディングで実現する、
ブランド歯科医院構築・経営コンサルタント、
歯科医師の 近　　義武 です。

これに対してインターネットのマーケティングでは
患者に“見つけてもらう”ようにしておくことが重要です。

つまり、情報をあらかじめ用意して患者の方から
見つかりやすいように設置して“見つけてもらい”
そこから来院までの流れを作って仕掛けておくわけです。

患者が何らかの悩みや問題を解決したいと思った時に、
そのタイミングに合わせて“見つけられる”ようにしておく、
ということです。

不必要な時に、何回も来院を促されても鬱陶しいだけですが、
問題を解決したい時に自分で見つけた情報であれば
その後の流れに乗ってくれやすいというものです。

ダイレクトメール、電話、FAXなどの従来のマーケティングは、
送り手である歯科医院側が決めたスケジュールで
患者の都合とは関係なく実施されていました。

そのタイミングが、受け手である患者側のニーズに
ぴったり合っていればいいですが、
実際にはそう上手くはいきません。

今までの、医院側からアプローチをかけていく方法は、
どんどん難しくなってきているのです。

これからは、患者から“見つけられる”ように
アプローチの仕方をチェンジしていく必要があります。

そしてそれはインターネットの発達と
情報技術の進化、通信環境の整備などと無関係ではありません。

関心を集める

「患者の来院に繋がる仕組み」を備えた
ホームページを作ることができれば
自動的に患者が集まって来るのかというと、
実はそうでもありません。

インターネットマーケティングで大切なのは
ホームページ単独で集患をしようと思わないことです。

患者が来院するまでの流れを
複合的に構築していくことを目指します。

具体的にはあなたのホームページ以外にも
人々が集まるコミュニティを作って、
そこからあなたのホームページへと
誘導する道筋を整えるのです。

ホームページを直接見つけてもらうだけでなく
コミュニティのテーマや話題から辿って、
あなたのホームページを見つけてもらいます。

コミュニティに人が集まるようになれば
そこでの話題からリンクを経由して
あなたのホームページにも
人が集まるようになるのです。

つまり、あなたのホームページを中心として、
様々なコミュニティを連結することで
たくさんの患者にあなたやあなたのホームページを
見つけてもらうのです。

交通手段が自家用車しかない小さな町ではなく、
バスも、列車も、飛行機も、水上バスも、定期船も利用できる
交通網の中心としてのように人々が集まってくるイメージです。
巨大な駅やハブ空港をメージしてもいいでしょう。

あなたのホームページにも、
様々な経路で人が集まるようにするのです。

コミュニティとは

ネット上には様々なコミュニティが存在しています。
そしてその多くが何らかのSNSを活用しています。

SNS(ソーシャルネットワークサービス)とは、
Facebook、twitter、Youtubeチャンネル、
Google＋、Instagram、LINE@などの
ソーシャルメディアとも呼ばれる、
相互コニュニケーションツールのことです。

これらのSNS内のコミュニティで
あなたや、あなたの歯科医院のことを話題にしてもらうのです。

勝手に話題になっていくのが理想ですが、
ほとんどの場合、そうなることは難しいものです。

ですので、自分でコミュニティを作って、
こちらから話題になるように仕向けていくのです。

そして、患者をそのコミュニティから、
あなたのホームページに誘導するのです。

ここで忘れてはならないことがあります。
それは『それぞれのSNSには〇〇がある』
ということです。

この記事の公開は2022年10月31日まで