近 義武の歯科医院経営大学

我々は歯科医師です。
当たり前ですが、来院した患者の口の中を
１日に数十人、１ヵ月なら数百人も診ています。

診療の際には患者とコミュニケーションをとり、
様々な説明をし、指示やアドバイスをします。

歯科医師や歯科衛生士の指示やアドバイスに対して、
きちんと実行してくれる患者もいれば、
聞き流して全くやらない患者もいますよね。

T.B.Iをいくらしても改善がみられなかったり、
食生活、食習慣が改まらなかったり、
矯正装置やリテーナーを装着してくれなかったり…

患者自身もやるべきなのだとわかっているはずです。
でも実際にはやらない…

そんな患者に、こちらがさらにアドバイスを重ねると
口煩く思われてしまうのか、来院しなくなってしまう…

患者のためを思ってのことなのに…
間違ったことは言っていないのに…
患者とどう接していけば良いのだろうか…

あなたもスタッフの歯科衛生士も
こんな思いは１度や２度ではないですよね。

あなた自身にだって、
やめた方が良いとわかっていてもやめられないことや
やるべきコトを後回しにして、結局やらず仕舞いにした経験が
少なからずあるはずです。

そう言う私にもやっぱりあります。
セミナーや講習会に参加して、
『いい話だった、よくわかった』と思っても
実際に『身に付く』ことばかりではありません。
むしろ、出来ないままの方が多いくらいです。

ではどうしたらいいのか？

いろいろあるけどやっぱりコレ！

最初にして最大の「つまづきポイント」は「最初の１歩」です。
ここでつまづいて、立ち上がれないまま
進むことをやめてしまう、忘れてしまうことが
「できない」大原因です。

すなわち、『最初の１歩を踏み出さない』
「やらない」「始めない」ことです。

学んだことやわかったことを
実際に行動に移す人が少ないのは事実です。

「わかった」人のうち、「やる」人は
およそ２割しかいないともいわれています。

はじめてのことを「やる」のですから
そこにはある種の…

この記事の公開は2024年6月30日まで