優秀な人材が欲しい

歯科衛生士・勤務医が自ら残りたくなる院長の言葉

なぜ、あなたの歯科医院からスタッフが去っていく?

歯科医院経営の中で最も頭を悩ませる問題の一つが、
優秀なスタッフや勤務医の離職です。

 

研修で育てた歯科衛生士が腕を上げた頃に辞めていく。
患者との信頼関係を構築した受付スタッフが突然退職する。
技術力のある勤務医が独立してしまう。
こうした経験は、あなただけのものではありません。

 

実は日本の歯科業界全体で、
歯科衛生士の離職率は年間約15%と言われています。

 

新人を育てるためのコストや時間、
チームワークの再構築、患者への影響を考えると、
これは単なる人事問題ではなく、
医院の存続に関わる重大な経営課題なのです。

 

「給料を上げれば定着するのでは?」
「教育環境を整えればいいのでは?」
「スタッフ間の人間関係を良くすればいいのでは?」

確かに、これらは重要な要素です。

 

しかし、月額5万円の昇給を約束しても去っていくスタッフや、
最新の教育環境を整えても定着しない勤務医を
見てきた経験から言えることがあります。

 

お金や環境だけでは、人は本当の意味で
その歯科医院に残ろうとは思わないのです。

 

では、スタッフや勤務医が「この院長と一緒に働きたい」と
心から思える歯科医院には、何があるのでしょうか?
そして、あなたの歯科医院に欠けているものは何でしょうか?

スタッフが定着しない本当の原因

多くの院長先生は
「良い条件を提示すればスタッフは定着するはず」
と考えています。

 

高い給与、充実した福利厚生、最新設備、研修制度…
確かに、これらは必要な条件です。
しかし、十分な条件ではありません。

 

なぜなら、人は「何のために働くのか」という
根本的な問いに答えを見出せないと、
どんなに恵まれた環境でも心は満たされないからです。

 

年収600万円以上を支給されていた歯科衛生士が、
年収400万円台の現在の歯科医院へ転職した際の
状況や気持ちを聞かせてもらったことがあります。

 

一見、不合理な選択に思えますが、
彼女の言葉には真実がありました。

 

「前の医院では、
何のために働いているのかわからなくなりました。」

「今の院長先生は、
歯科医療を通じて地域に貢献するという
明確なビジョンを持っています」

「その一員として認められていることに、
私は価値を感じていてやりがいもすごくあるんです」

 

つまり、スタッフが本当に求めているのは、
「自分の仕事の意味」「成長の実感」「承認」
そして「共に目指す未来」なのです。

 

あなたの歯科医院に欠けているのは、おそらく
こうした「心の給料」ではないでしょうか?

共感と共生の歯科医院文化を作る

では、どうすればスタッフが
「この歯科医院で長く働きたい」
と思える環境を作れるのでしょうか?

 

それは、あなた自身が持つ「夢」「ビジョン」「目標」を
共有し、共感させ、共に生きようと思わせることです。

 

「当たり前のことを言っている」と思われるかもしれません。

 

しかし、実際にこれを実践している院長は
驚くほど少ないのが現実です。

 

成功している歯科医院の院長は、
単に診療テクニックに優れているだけでなく、

「なぜ歯科医師になったのか」
「どんな歯科医療を提供したいのか」
「来院した患者にどんな境地を体験して欲しいのか」

という自分の原点と未来像を、日常的に語っているのです。

 

たとえば、ある歯科医院では、院長が毎週月曜日の朝礼で
5分間だけ「自分のビジョン」について話す時間を設けています。

 

「将来、私たちの歯科医院を
地域の予防歯科のモデルケースにしたい。」

「そのために今週は小学校での歯科教室を開催します。
この活動を通じて子どもたちの未来の歯を守ることができる。」

「この取り組みには皆さんの専門知識と情熱が必要です」

 

このような呼びかけを続けた結果、
スタッフの離職率は年間20%から5%に激減しました。

 

重要なのは
「1度や2度ではなく普段から常に」
ということです。

 

忙しい診療の合間に、歯科衛生士に

「君の丁寧なブラッシング指導があるから
患者の口腔内が改善しているんだよ。

私たちが目指す予防中心の歯科医院には
君の存在が欠かせないんだ」

と声をかける。

 

勤務医に対しては

「君の精密な治療技術があるからこそ、
当院の難症例にも対応できている。
一緒に地域最高の医療を提供していこう」

と伝える。

 

これは単なるコミュニケーションではなく、
「あなたは必要な存在だ」という承認の言葉なのです。

 

人は誰しも「必要とされたい」「認められたい」
という根源的な欲求を持っています。

 

そして、あなたの夢やビジョンに共感し、
「自分も必要とされている」と実感できれば、
多少の困難があっても共に歩もうと思うのです。

スタッフを味方につける院長の言葉

ここまでの内容をまとめると、
スタッフが定着する歯科医院の秘訣は、
院長である先生が自身のビジョンを共有し、
スタッフ一人ひとりの存在価値を認め、
「共に未来を創る」という文化を築くことにあります。

 

では、すぐに実践できる具体的な行動とは何でしょうか?
以下の3つのステップを実践してみてください。

 

1. あなた自身のビジョンを言語化する

まずは紙に書き出してみましょう。

「なぜ歯科医師になったのか」
「どんな歯科医療を提供したいのか」
「来院した患者にどんな境地を体験して欲しいのか」

 

曖昧なままでは伝わりません。
言語化することで初めて共有できるのです。

 

2. 定期的な対話の機会を設ける

・毎週の朝礼で3分間だけビジョンを語る時間を作る
・月1回のスタッフミーティングでビジョンの進捗を共有する
・診療後の振り返りで”今日の診療とビジョン実現との繋がり”を語る

 

3. 日常の中で「承認の言葉」を意識的に伝える

「今日の患者対応、とても良かったよ。
君のような歯科衛生士がいるから、私たちのビジョンである
『患者に寄り添う歯科医療』が実現できるんだ」

 

「君の診療補助のおかげで、難しい処置も
スムーズに進められた。一緒に働けて心強いよ」

 

これらは決して難しいことではありません。

 

しかし、多くの院長先生は日々の診療に追われ、
こうした「当たり前」のコミュニケーションをおろそかにしがちです。

 

明日からの一歩を踏み出してください。

 

あなたの歯科医院の未来図を語り、スタッフに
「あなたの力が必要だ」と伝え続けることで、
離職に悩まされない強固なチームが作れるはずです。

 

人は単にお金のためだけに働くのではなく、
「意味ある仕事」「承認される喜び」「共に成長する実感」
を求めているのです。

あなたの言葉が、スタッフの心に火を灯します。

 


 

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代表取締役  近  義武

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