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歯科医院の「診療時間短縮・残業禁止日」メリット・デメリット(後編)

       

「診療時間短縮・残業禁止日」の
メリット・デメリットを話してきました。

 

中でも、デメリットの最大のものは
「診療患者数ならびに売上の減少」です。

 

コロナの影響で半強制的に時短や休診日増を実施して
苦境に立たされているのはまさにココです。

 

こんにちは、株式会社120パーセント代表、
集患、自費率向上、予防歯科の確立をブランディングで実現する、
ブランド歯科医院構築・経営コンサルタント、
歯科医師の 近  義武 です。

 

ゴルフでもなんでもそうですが、
ミスをしたり、ピンチに陥ることは誰にでもあることです。
ただそこで、落ち込んでいるだけでは問題は解決しません。
大事なのはミスやピンチの時のリカバリーです。

 

今回は「診療患者数ならびに売上の減少」からのリカバリーを
4つ紹介しましょう。

前回までの記事はこちら

リカバリーその1
診療「枠」を増加する

 

例えば、「1枠」30分でアポイントしていたなら、
「1枠」20分に変更することで「枠」は増加できます。

 

診療時間の全てを変更しなくても、
10時台と15時台だけ20分にするとか、あるいは
診療内容によって変えるというのもアリです。

 

1回の診療時間を短くすることになりますから、
診療内容も場合によっては変更する必要が出てきます。

 

また、診療内容を変えないのであれば、
ハンドスピードを上げるなどして、
診療の質を担保しながらの時間短縮を目指してください。

 

器具や機械を導入するだけでスピードが上がるなら
そういったものの導入も検討してみるといいでしょう。

 

さらに、「1回の診療での処置の量」を変えるパターンもあります。
これまで2回の診療で行なっていた処置内容を
3回で行うことにすれば、1回の診療時間は短くなる道理です。

 

このようにして、「枠」を増やすことができれば
場合によっては、これまで以上の患者数を診療可能です。

 

診療の質を担保しながらの時間短縮が理想ですが、
一足飛びに実現できないなら、上記のような工夫で
『実患者数』の減少を圧縮してください。

リカバリーその2
空白アポイントを埋める

 

これまでのアポイントに「空白」つまり「空き」があるなら
それを埋めましょう!ということです。

 

とくに、診療時間短縮・残業禁止日の導入で
これまで通りのアポイントが入れられなくなった患者を
中断・脱落させないようにしましょう。

 

そういう患者の新アポイントを最優先にして、
そのアポイントで球突き的に彈き出された患者を
これまで空白だった「枠」にアポイントするよう努めます。

 

アポイントを眺めれば、予約が入りやすい時間帯や
曜日などがなんとなくわかるはずです。

 

予約が入りにくい時間帯には、
比較的時間の融通が効きやすい方を入れるようにしたいものです。

 

患者との良好な関係性や普段からの何気ない会話、
好感度や親密度などがものを言いますので、
患者への接遇には常日頃から留意しておきましょう。

リカバリーその3
歯周病、予防、メンテナンスの力を入れる

 

リカバリー1と2は「患者数」を増やす施策でしたが
その3では「来院頻度」を高める施策になります。

 

歯周病は生活習慣病ですから「完治」することはありません。
また我々が行う治療も、治療が良好な成果を達成したなら
その「維持・継続」が必要になります。

 

ならば、歯周病、予防、メンテナンスの処置も
『完全終了・完結』ということはありません。
歯科医院での処置は一生涯続くとも言えます。

 

この考えを患者にしっかり教育し、
良好な状態の維持・安定のために通院が必要と
十分に納得させられたなら、
その患者は長期にわたって通院してくれることになります。

 

患者さんの来院回数が積み増しされて行きますので
治療だけで通院を終らせてしまう患者よりも
「来院回数・来院頻度」が高くなるのです。

 

患者との付き合いが長くなれば、
関係性にも、信頼感の意味にも、プラスに働きます。

 

歯科衛生士の活躍の場も増えますので、
こちらは取り組みとしても波及効果が大きいと言えます。

リカバリーその4
診療単価・患者単価を上げる

 

保険診療においては、リカバー1で話したように、
ハンドスピードを上げることがそのまま、
診療単価・患者単価を上昇させます。

 

また、あなたの予想通り、自由診療を増やせれば
診療単価・患者単価は上がります。

 

こちらについては、あなたも含めて
それぞれの院長がノウハウや考えをお持ちでしょうから
特の細かいことはここでは言いません。

 

ただし、あなた自身が提供している歯科医療に対して、
望んでいる報酬額が得られていないなら
この機に相応の価格を設定し直すべきです。

 

「この金額では患者が受けてくれない」と価格を下げるのではなく
「この金額でいかに患者に受け入れてもらうか」を考えましょう。

 

診療単価・患者単価が上昇すれば、
さらに少ない患者しか来なくなったとしても
十分に売上が立って、歯科医院を運営していけるということです。

 

これらのリカバリー・改善には取り決めなくてはならないことも
スタッフに浸透させることもたくさんあります。

 

あなたの歯科医院で取り入れやすいことから始めて
『診療時間短縮・残業禁止日の導入』を
良い形・気持ちの良い形で実現させてください。

診療時間短縮・残業禁止日
 〜まとめ〜

診療時間短縮・残業禁止日の導入のメリット

1、経費節減(人件費、光熱費等)
2、スタッフの意識改革(自主性の向上)
3、プライベートの充実(自由な時間の確保)
4、スタッフ賃金の実質UP(労働時間の短縮)
5、ワークライフバランスの向上(働き方改革)
 (番外、求人でのアピールポイント)

診療時間短縮・残業禁止日の導入のデメリット

1、院長・管理職の負担増
2、急患などへの対策が必要
3、仕事に遅れの出る可能性
4、診療患者数ならびに売上の減少

 

要はデメリットを消すような施策をプラスして
メリットだけを享受する工夫が重要ということです。

 

最大のつまづきポイントは
診療時間、終業時間、受付終了時間などの時間設定
売上のコントロールです。

 

また、急患や飛び込み患者などに対する対応は
診療時間短縮・残業禁止日の導入いかんに関わらず
標準的な原則をきめ、スタッフ全員の共通認識としましょう。

 

個別の歯科医院、院長の考え方に左右されますが、
診療時間短縮・残業禁止日の導入は仕事の平準化
タスク管理能力を高めるきっかけにもなります。

 

特に経営者のあなたは考えること、決めることが
たくさん出てくるはずです。

 

患者を集める「集患」の方法も
考え直す必要が出てくるかもしれません。

 

歯科医院のコアとなる思想・哲学を作るつもりで
充実した診療時間短縮・残業禁止日の導入に
取り組んでみてはいかがでしょう。

 

『業務制度』が明確でしっかりしている歯科医院には
人材も集まりやすいものですし、コロナで被った影響も
短期間で跳ね返して、さらなる発展を狙えることでしょう。

考えてみましょう

さて、それでは恒例のシンキングタイムです。

 

今回のコロナウィルス感染問題によって
それぞれの歯科医院の収益構造の強弱で
経営状況の明暗がわかれました。

 

ダメージが大きかったのは、
「ほとんど全てを患者の自由にさせていた」歯科医院です。

 

患者をコントロールできていなかったので
結果として治療中断、復活させられず…
になってしまったわけです。

 

患者の手綱をうまく握っていれば
こういった問題も起きなかったでしょう。

 

ここに超単純な「患者を楽にコントロールする方法」があります。
どんな方法でしょうか。

 

 

せっかくここまで読んだあなたなら
ぜひとも、考えてみてください!
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(ここは考える時間です)
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それでは答えです。

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