資金力に頼らない集患施策！小さな歯科医院が患者から選ばれるには？

先日、ある歯科医院の院長先生から相談を受けました。

その歯科医院は駅から徒歩5分の好立地。
技術力も悪くはなく、スタッフの接遇教育も行き届いていました。

にもかかわらず新患が増えないのはなぜでしょうか？

多くの院長先生は「集患」「患者を増やす」と聞くと
すぐに広告宣伝費の増額や新しいSNSの活用など
「メッセージが閲覧される機会を増やす」ことに目を向けがちです。

しかし集患の本質はそれだけではありません。

あなたの歯科医院の前を毎日100人が通りかかるとしても
誰一人として来院しなければ新患はゼロです。

逆に10人しか通りかかれなくても
そのうち5人が来院すれば新患は5人になります。

つまり集患には「見られる数」と「行動に移す割合」という
「2つの要素の掛け算」が必ず存在するのです。

この掛け算の法則を理解して正しく活用できれば、
大型歯科医院との広告費競争に巻き込まれることなく
効率的な集患が可能になります。

患者数が伸び悩んでいる多くの歯科医院では、
この「方程式」を正しく理解できていないケースがほとんどです。
では、その集患の方程式とは具体的にどのようなものでしょうか？

集患の数式　閲覧回数とコンバージョン率

集患の方程式は非常にシンプルです。

この方程式はホームページ、Facebook、Instagram、
チラシ、看板などあらゆるメディアに共通して適用されます。

ここでいうコンバージョン率とは、閲覧した人のうち、
実際に行動（予約や問い合わせなど）を起こした方の割合のことです。

具体的には次の式で表されます。

たとえば、あなたの歯科医院のホームページに
月間1000人が訪問し、20人が予約をしたとすると
コンバージョン率は2％（20÷1000）です。

この数式から読み取れる重要な事実は、
『どちらか一方がゼロなら、集患数もゼロ』
ということです。

いくら素晴らしいホームページを作っても
誰にも見られなければ患者は来ません。

逆に、多くの人の目に触れても、
行動を促す力がなければ患者獲得には繋がりません。

先生の歯科医院ではどうでしょうか？

例えば1万枚のチラシを配布して5人の新患が
来院したとすればコンバージョン率は0.05%です。

その数字は高いでしょうか？低いでしょうか？

チラシのコンバージョン率の平均が
0.1%程度だとすれば、半分ということになります。

では、集患数を増やすには
どうすればよいのでしょうか？

単純に言えば、「閲覧数を増やす」か
「コンバージョン率を上げる」か
その両方を実現するしかありません。

多くの歯科医院では…

この記事の公開は2025年12月31日まで