歯科医院のホームページからの集患がなかなかうまくいかない…
それって少し寂しい気持ちですよね。
でも大丈夫です、あなただけではありません。
はっきり言ってうまくいっていない歯科医院がほとんどですから。
ちっとも大丈夫でない？
いえいえ、うまくいかない理由が大体決まってますから
それを見直せば少なくとも最悪の状況は抜け出せますよ。
集患がうまくいかない原因のうち院長であるあなたが頑張れば、
どうにかなりそうなモノを紹介していきますので
あなたの歯科医院のホームページをチェックしてみましょう。
集患効果が少ない原因１
〜ターゲットが定まっていない〜
あなたが幅広い症例に対応できて、
良質の治療を提供できることを私は知っています。
そしてそれがいかに素晴らしいことであるかもです。
それゆえに、可能な治療を全て記載して
「どんな患者さんでもご相談ください！」
「懇切丁寧にお応えします！
と発信してしまいがちです。
どなたでもWelcomeだと見てとれるということは
ターゲットが明確化されていないままか、もしくは
明確だったとしてもそれが伝わっていないわけです。
大変残念ですが、これでは集患効果は見込めません。
なぜなら、あなたが価値を置いている「広い対応力」を
患者はほとんど評価しないからです。
患者は自分の問題や悩みを解決できそうかが重要で
差しあたっての自分に関係の無い治療について
うまかろうが、できなかろうが、どうでも良いのです。
ですから、「何でも相談して下さい」と言われるよりも
「こんなことでお悩みの方、詳しい話を聞きに来ませんか？」
と言われたほうが、「その悩みを抱えている患者」は
気持ちが動きやすくなる可能性が高いわけです。
この「その悩みを抱えている患者」こそが、
院長であるあなたが明確に定めるべきターゲットなのです。
あなたの歯科医院のホームページは
「どんな人に見て欲しいのか」によって構成も中身も変わります。
「どんな人」＝「ターゲット」＝「その悩みを抱えている患者」です。
ここが定まっていない状態では、サイトの構成や中身が散漫になっているため
仮にホームページに患者が訪れても、すぐに離脱してしまいがちです。
自分には関係の無い内容が多く、関心を引く記事や内容がない。
あってもなかなかたどり着けないので短い滞在時間で去っていきます。
その結果「ユーザーに評価されないページ」と
Googleに認識されて、評価も落ちてしまい、
検索順位もさらに上がりにくくなってしまいます。
集患効果が少ない原因２
〜訴求ポイントが明確化されていない〜
あなたが行う診療やあなたの歯科医院、さらにはあなた自身の強みを
明確にしないままホームページを運営しても集客はうまくいきません。
あなたの歯科医院のホームページを訪れたユーザーは、
自分の求めていた解決策が見つからないだけでなく、
あなたやあなたの歯科医院の魅力がわからずに
ページからすぐに離脱するでしょう。
また歯科医院選びで迷っている患者は
他の歯科医院と比較していることが多いので、
他院にはない魅力や強みを訴求しなければ
集患には繋がることはありません。
集患効果が少ない原因３
〜ターゲットにマッチするゴールがない〜
ターゲットにどんなリアクションをとって欲しいのか？
これが定まっていない、もしくは合っていない状態です。
ターゲットとホームページの中身によって
期待するリアクションも変わります。
「予約の電話をかけてほしい」と考えているのに
出来上がったホームページに表記された電話番号が
小さくて目立たない、見つけにくいなどは論外です。
そういう低いレベルではなく、
「設定したゴールはターゲットがしてくれそうか」ということです。
例えば今がインプラントの黎明期だとしましょう。
どんなふうに考察が進んでいくか、を示してみます。
まずあなたが、インプラント治療をほぼ知らないけれど
義歯の悩みがある患者をターゲットにして
ホームページを制作するとします。
ホームページを適切に制作して周知できれば
ターゲットやその属性に近い患者が訪れることでしょう。
ここでもう一度、ターゲットを確認してみて下さい。
そんな方がすぐに予約電話をしたいと思うでしょうか？
ホームページ内で詳細に解説をしていたとしても
未知の治療だし不安や不明な点を抱えていそうですよね。
そうなるとゴール・リアクションは
１、問い合わせの電話
２、資料請求
３、相談の申し込み
あたりが自然で、心情的にも期待できそうです。
そうなると、①と③をまとめて『相談・質問専用ダイヤル』を
一般の患者連絡用（予約や変更、キャンセルなど）の
番号とは別に用意できれば、リアクションしてくれる確率が
高まりそうだと思いますがどうでしょう？
ターゲットが明確でなければ、内容は胸に響きづらくなり
リアクションも薄くなりがちです。
また、ターゲットが明確でも
ゴール・リアクションの設定が甘ければ
最終的には「眺めただけ」であなたの歯科医院の集患には
役に立たないホームページということになります。
集患効果が少ない原因４
〜コンテンツ量が少ない・質が低い〜
コンテンツとは、あなたのホームページを訪れた人が探している、
もしくは悩んでいることを解決してくれる情報を指します。
コンテンツの量が少ない場合、
特定のトピックやニーズをカバーできない可能性が高まります。
その結果、興味を持ってホームページを訪れた方でも、
求めている情報が提供されていないために
立ち去ってしまうことが起ります。
つまりせっかくホームページを見に来てくれた来訪者を
取りこぼしてしまうというもったいない事象が生じます。
また、コンテンツの質が低いと、
十分な説得力を持つことが難しくなります。
あなたが発信する情報の信頼性が低いと感じられれば、
あなたの診療の技術の高さや人格への信頼も失われる恐れがあります。
さらに、あなたの歯科医院への信頼性も損なう原因となります。
ネガティブな印象を持つことが増えれば、新規患者は減るでしょうし、
何かのきっかけで風評被害が生じて、競合他医院への流出が増えるかもしれません。
そして、コンテンツの質が低いと、Googleのアルゴリズムによって
検索順位が下げられホームページへのアクセス数が減少し、
集患に影響を及ぼすことが考えられます。
当然ながら質の低いコンテンツはなかなかシェアされはしません。
来訪者の興味を引く内容や価値のある情報を提供しない限り、
読者がコンテンツを共有しようという気持ちにならなくなります。
集患効果が少ない原因５
〜定期的・継続的な更新ができていない〜
コンテンツが定期的に更新されない場合、
情報が古くなり、時代遅れになる可能性があります。
患者は最新の情報を求める傾向があり、
陳腐化したコンテンツは興味を持ってもらえなくなります。
一度来訪して興味を持ったホームページでも、再度訪れた際に
新たな情報や付加価値が提供されていないと、興味を失う傾向があります。
興味を持ち続けてもらうには、定期的な更新が必要なのです。
Googleは新鮮なコンテンツを好み、
頻繁に更新されるホームページを検索上位に表示する傾向があります。
定期的な更新がない場合、検索順位を下げられる可能性が高まります。
定期的・継続的な更新が行われないと、信頼性が損なわれ
ブランドイメージが低下します。
また、ソーシャルメディア上でのシェアやリツイートが減少し、
拡散力が低下することで集患の効果を貶める要因となります。
コレらの集患効果が少なくなる原因は、全て
院長であるあなたがどうにかできるモノです。
前半３つは脳に汗して考え抜くモノですし、
後半２つはコンテンツの量産で手間ヒマはかかりますが
自力で、もしくはスタッフや外注、ChatGPTなどで
作成すれば済むことです。
金銭的な問題だけでなく、不得意なことを行う時間や
調べたり学んだりする時間、ご自身の時給等も考慮して、
仕事そのものを丸投げすることも選択肢に入れて実現して下さい。
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歯科医師
歯科医院の集患・経営、
ブランド構築コンサルタント
株式会社120パーセント
代表取締役 近 義武
