こんにちは、株式会社120パーセント代表、
ニッチな自由診療でも「先生のその治療が受けたい!」患者が集まる歯科医院構築、
クリニックの経営アドバイザーで歯科医師の 近 義武 です。
私はこれまで、多くの歯科医師の先生にお会いしてきました。
現役の方はもちろんですが、引退された方、勤務医の方、
雇われ院長の方、医院を倒産させてしまった方…
いろいろな方にお会いしました。
そういう中で、
「この先生はいずれ成功するだろうな」
というのがかなりの精度でわかるようになりました。
なぜズバリ、わかる?
それは、ある3つ質問に対する、先生の答えの内容と
その答え方で、わかってしまうのです。
3つの質問
・なぜ、歯科医師になったのですか?
・なぜ、歯科医院を開業したのですか?
・成し遂げたいのはどんなことですか?
私は先生とコンサルティング契約をする前には
どんな方にもこの3つの質問を尋ねることにしています。
では、なぜこれらの質問の答えと答え方で
”成功に近いかどうか”がわかるのでしょうか?
それは、これらの質問の答えが
歯科医院経営の原動力となるからです。
”困難”、”壁”、”ピンチ”が訪れた際の「踏ん張る力」が
この答えに凝縮されて垣間見えるのです。
理想的な答え
答えの内容は、
それが先生にとって明確であればどんなことでも構いません。
例えば…
『誰かの役に立ちたい』
『豊かな生活を送りたい』
『診療技術を極めたい』
『とにかくお金が欲しい』
『複数の歯科医院を切り盛りしたい』
あるいはもっと露骨に
「異性にモテたい」
「ライバルに負けたくない」
「歓楽街で豪遊したい」
「有名になりたい」
などのような、ちょっと微妙な答えでも良いのです。
いつでも、どこでも、誰に対しても、
自信をもって即答できるくらい明確になっていることの方が重要です。
ココさえ明確になっていれば、
どんな困難が来てもきっと乗り越えられます。
他者に迷惑をかけたり、犯罪に関わったり、
社会性に反したりすることでなければ
多少のお茶目っぷりなら悪くはないと思います。
もちろん、3つの質問とも即答できることが理想的です。
最低限、1つだけでも明確になっていればずいぶんと違います。
あなたが歯科医院経営をしている理由、
歯科医師をしている理由、そして成し遂げたいことを
あなたは明確に言うことができますか?
今すぐ言えなくても問題はありません。
はっきりしていないのであれば明確にすればいいだけの話です。
明確にする努力を続けていけば
その理由も成し遂げたいことも必ずはっきりします。
あなたはどうでしょう。
今すぐこれらの3つの質問の答えをはっきりと即答できますか?
『上手く言葉では言い表せないなぁ』
『あるにはあるのだが、もやもやしているなぁ』
『なんと言ったらいいのかがわからないなぁ』
というような方はご自身の心の内が”言語化”できていません。
この状態は「答えがない」よりはマシなだけです。
もしあなたが
「答えは存在はしているけれど言語化できていない」なら
あなた自身の”志の認識”の解像度が下がることになります。
”志の認識”の解像度が下がると
切羽詰まった時の行動にブレが出やすくなります。
切羽詰まった時の行動からは
『言動に芯が通っているかどうか』が
わかりやすく窺い知れます。
逆に、行動がブレないということは
その前の『判断』にもブレがないということです。
行動のブレをなくすためにも、3つの質問の答えを
明確に言語化していつも目に見える状態にしておきましょう。
例えば、机の前に張り出したり、
名刺大のカードに書いて財布に入れたり
トイレの壁に掲示したりがオススメです。
いつも目にすることで「答え」が
あなたの「判断基準」の礎になっていきます。
意識する・しないに関わらず、物事の判断を
「答え」に照らし合わせるようになるので
結果として行動にブレがなくなるのです。
答えを持っていても、明確に言語化できていないと
書き表すことができません。
いつも目にしていないことは
心に刻まれることもありませんから
ギリギリの時の判断材料にもなりません。
「困難」に立ち向かう強さというのは
結局こういう小さな行動から生まれるものなのです。