近 義武の歯科医院経営大学

ちょっと面白いというか感心した話を
聞かせてもらうことができました。

その話を聞かせてくれた方は40代の女性の方です。
いわゆる専業主婦だそうですが、少々変わった趣味をお持ちです。

彼女は特に仕事に就きたいわけでもないのですが、
就職情報誌やアルバイト募集紙を読むのが大好きで、
もはやマニアといってもいい域らしいのです。

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
集患、自費率向上、予防歯科の確立をブランディングで実現する、
ブランド歯科医院構築・経営コンサルタント、
歯科医師の 近　　義武 です。

私が歯科専門のコンサルタントと知ると
即座にこんな話をしてくれました。彼女曰く、

『歯科医院の募集はいつも件数が多くて減る様子がない。
よほどの人材不足か、やめる人が多いのかしら？』

正解！実際、歯科衛生士は不足していて
求人難が続いていますよね。
なかなかの分析力なので、現在の雇用情勢も尋ねてみました。

『ビルなどの清掃員の募集がなかなか決まらない…
応募があまりないのでしょうね。』

清掃員募集のことが気になった彼女は、応募者のふりをして
いくつかの募集先とコンタクトをとってみたそうです。
趣味とはいえ驚きの行動力です（笑）

リサーチの結果、本当に応募がないことが判明。
さらに、既存の清掃員もやめる人が増えてきて、
他の職種に乗り換えているらしいと聞き出したそうです。
そして総合的に彼女が導きだした結論は

『景気は回復してきている！』
『割のいい募集が増えてきている』

どうです？ちょっとスゴくないですか？
趣味もここまでくると信憑性の高いリサーチ能力です。

現場の声を直接聞いているのですから、
タクシーの運転手に聞くより精度が高そうです。

では、彼女のリサーチが的を射ていたとしたら、
歯科業界でスタッフを雇用する側はそれをどう捉え、
何をするべきなのでしょうか？

この記事の公開は2022年10月31日まで