【定期セミナー動画】アポイントを埋める最短経路：患者の中断・流出防止

「新規顧客を獲得するコストは 既存客を維持するコストの5倍かかる」

このことは、マーケティングの世界では常識の1つです。
当然、歯科業界でも通用するのですが、
きちんと理解できている院長先生はあまり多くはありません。

こんにちは、株式会社１２０パーセント代表、
ニッチな自由診療でも「先生のその治療が受けたい！」患者が集まる歯科医院構築、
クリニックの経営アドバイザーで歯科医師の 近　　義武 です。

あなたの医院では、昨日何人の患者が 来院予定でしたか？
そして実際には 何人が来院しましたか？

雨の日や雪の日、アポイントがスカスカに なると気分が滅入りますよね。
だからこそ 多くの先生方は新規患者獲得に必死になります。
チラシやウェブ広告、看板など様々な集患策に 投資することにも抵抗を感じないでしょう。

しかし、その前に見直すべき重要な点があります。
それは「既存患者の中断・流出を防ぐこと」です。

新規患者獲得に目が行きがちですが
実は目の前にある大きな機会を 見逃しているかもしれません。

見過ごされる患者流出の経営的損失

患者の中断・流出がどれほど医院経営に 影響するか、
具体的な数字で見てみましょう。

例えば、月に20人の新規患者が来院する 医院があるとします。
しかし同時に毎月 15人の患者が通院を中断しているとしたら
実質的な増加は月にわずか5人です。

この状況が1年続くと、年間240人の新規患者を獲得しても、実際の患者増加数はたった60人。
これでは成長のスピードが著しく遅くなります。

さらに経済的損失も計算してみましょう。
一人の患者の生涯価値（LTV）を 仮に30万円と設定すると、
月に15人の中断は年間で5千400万円もの潜在的な損失になるのです。

私がコンサルした歯科医院の多くでは
患者の継続率を10%向上させただけで
年商が1000万円以上増加した例が 珍しくありません。

また、新規患者獲得にかかるコストと
既存患者維持のコストを比較するとその差は歴然です。

一般的に新規患者の獲得コストは
既存患者維持コストの 5〜10倍とも言われています。

つまり、同じ投資額なら既存患者の維持に使った方が、
リターンが 5〜10倍大きいということです。

患者の中断・流出を防ぐことは単なる「消極的な対策」ではなく
「最も効率的な経営戦略」なのです。

なぜ患者は通院を中断するのか？

患者はなぜ通院を中断するのでしょうか？
私たち歯科医師が思い込んでいる理由と
実際の理由には大きな隔たりがあります。

ある電化製品店では購入したテレビの設置を無償でサポートしています。
これこそが顧客を逃さない施策の立派な１手だと感じました。

歯科医院でも同じことが言えます。
多くの患者が通院を中断する理由は
「痛みが消えたから」だけではありません。

実際に患者に聞いてみると

「予約の取り方がわからなくなった」
「次にいつ来れば良いか忘れてしまった」
「治療の必要性を感じなくなった」
「医院の雰囲気に馴染めなかった」

といった理由が多いのです。

また、驚くべきことに、患者の約70%は
「特に不満はなかった」と答えるにも関わらず通院を中断しています。
これは患者の心理的なハードルを 私たちが見落としている証拠です。

「次回はいつ頃来院すればいいですか？」 と聞かれて
「痛みがあれば来てください」と 答えるのは、実は
「もう来なくていいですよ」 と言っているのと同じです。

患者の心の中には「通院を続けるべきか」という問いが常にあり、
私たちの何気ない対応や医院の仕組みが、
その答えを 「中断しよう」に傾けているかもしれない…

中断・流出を防ぐことには
新規患者の獲得にかかる様々な用件に比べて
有利な点や特徴的なところが多々あるのです。

セミナー概要

・セミナー開催・収録：
・テーマ『アポイントを埋める最短経路：患者の中断・流出防止』
　　　【１】患者の中断・流出防止 ①
　　　【２】患者の中断・流出防止 ②
　　　【３】患者の中断・流出防止 ③
　　　【４】患者の中断・流出防止 ④
　　　【５】患者の中断・流出防止 ⑤
　　　
・開催地：東京都
・セミナー動画公開：４ヶ月間　2025年8月まで

【動画１】中断・流出の防止①

動画（全5本99分）の公開は2025年8月31日まで