好景気時には存在しなかった歯科医院経営の新戦略【書き下ろし】 2023.04.21 歯科医院経営の心得 Tweet Last Updated on 2023.4.21 by 近 義武 歯科医院の経営は、好景気・好状況下では どなたでも『拡大路線』の戦略で問題ありませんでした。 しかし現在は好景気・好状況下ではありませんので、 『拡大路線』以外の戦略も選択肢に仲間入りしています。 個々の状況に対応した戦略を採択する必要があると言えます。 拡大以外の2つの戦略 〜1:意図的縮小化〜 不景気・不利状況ならでは採択可能な2つの戦略を紹介しましょう。 1つは『縮小化』です。 来院患者数が少ない前提で「設備」「運用」「人員」などを 最適化・再構成し直してしまいます。 開業時の段階でこの戦略を採用するなら 最初から床面積も小さく、ユニットもスタッフも極小にします。 改装時には床面積は減らせませんが、ユニットを減らして、 撤去スペースを有効に活用化する方向になります。 「患者の入り」に合わせて「固定費の支出」も縮小することで キャッシュフローに余裕を持たせ、差益を確保しやすくなります。 その反面、1日の診療可能患者数の限界が低くなるため 嬉しい誤算で患者の増加が常態になっても対応が難しくなります。 そこからユニット数を増やさず、利益を増やすには 患者の1回あたりの治療時間を短縮して診療患者数を増やすか、 患者一人あたりの単価を上げるかしかないことになります。 拡大以外の2つの戦略 〜2:効率化の徹底〜 もう1つの戦略は、既存のリソースの最大活用を目指して 『効率化の徹底』を遂行することです。 リソースとはいわゆる「ヒト、モノ、カネ」です。 あなたのスキル、知識、スタッフ、設備、機器、 事業用資金、既存患者など持っている資源を指します。 「効率化の徹底」ではそのリソースを遊ばせずにいかに使い切るか、 活用するか、利用できるものはどうやれば活かせるか、 という観点から診療体制、システムを構築していきます。 いかに1つの行動に多数の意味を持たせられるか、 1度にいかに多くの仕事をするか、いかに早くこなすか、 などを重視するので、人材の能力によって成果が左右されます。 優秀な人材を確保できれば「習熟」でさらに効率化するので 大きく発展する可能性もあります。 しかし、優秀な人材が流出してしまうと 根底から院内のペレーションの組み立て直しを余儀なくされ、 診療の質が下がって、経営が危機的になるリスクもあります。 上記の2つの戦略は単独でも、両者揃えてでも使えます。 「拡大路線」と「縮小化」は全く相入れませんが、 「拡大路線」と「効率化の徹底」は同時に採用可能です。 ただし難しいことは覚えておきましょう。 まとめ あなたが歯科医院経営に停滞や行き詰まりを感じて 「何かを変えなくては!」と感じた際に 最初に試みるべきなのは… この記事の公開は2023年9月30日まで Last Updated on 2023.4.21 by 近 義武 続きは『ブランドアカデミー Web Basic』 月額有料会員に限定して公開されています。 ご覧の際には下欄にパスワードをご入力の上、『確定』ボタンをクリックしてください。最新のパスワード(BAwb*******)は、『ブランドアカデミー Web Basic』会員に向けて、毎月初にメールにてお送りしておりますのでご確認・ご入力ください。 『ブランドアカデミー Web Basic』内には、このようなコラム500本以上と、セミナー動画50テーマ250本以上がストックされており、現在も増え続けています。新作はもちろん、旧作もローテーションで復活公開しており、コラムは40〜50本、セミナー動画は10テーマ50本以上を常時ご覧いただけます。興味を持たれた方は、この下の『詳細を確認する』ボタンをクリックしてください。お申し込みと決済が完了後に会員用パスワードをご案内します。 詳細を確認する パスワードを入力 → Tweet Share22 Hatena RSS 投稿者: 近 義武 BAWB会員限定特設記事, 歯科医院経営の心得 「成果」を出す歯科医院の院長との『小さな…前の記事 『定期セミナー動画』患者数の減少(中断・…次の記事