ネット広告で消耗する前に

インターネット広告の落とし穴

歯科医院経営コンサルタントとして
200医院以上を支援してきまして
ここ数年、特に増えている相談があります。

「ネット広告に毎月結構な金額を使っているのに、
思ったような反応がないんです！」

先日も、ある院長先生がこう嘆いていました。

よくわかります。

インターネット上で行われる広告は、
すべて他人の手が入り、
あなたの思い通りにはなりません。

プラットフォームのルール変更、
審査基準の厳格化、競合との入札競争…

コントロールできない要素が
あまりにも多いのです。

そんな中、私がクライアントの先生方に
必ずお勧めしているのが、
ダイレクトメール（DM）という
古典的ですが、極めて強力な手法です。

今回は、なぜ今こそDMなのか、
そしてその開封率を劇的に上げる
具体的な方法をお伝えします。

なぜ今、ダイレクトメールなのか

３Mで考えるマーケティングの基本

あなたがインプラントや審美歯科などの自由診療を
もっと多くの患者に受けてもらいたいなら、
この３つを徹底的に考えてください。

1）マーケット（誰に届けるか）
2）メッセージ（何を伝えるか）
3）メディア（どう届けるか）

マーケティングの世界では
「3つのM」と呼ばれる基本原則です。

たとえば、あなたの歯科医院で
インプラント治療を受けてほしいとします。

では、どんな患者がターゲットですか？

そうですか。
では、そういう患者の興味を惹きそうな、
「入れ歯の違和感から解放され、
自分の歯のように噛める喜びを取り戻せます」
という、患者のメリットをメッセージにしましょう。

そしてそのメッセージが、
対象となる患者の手元に確実に届く方法・媒体を使って
伝える必要があるということです。

若い世代向けのホワイトニングを
高齢者向けの新聞折込で宣伝しても意味がないですよね？

逆に、インプラントをInstagramのストーリーズだけで
PRしてもターゲット層には届きにくい。

この３Mがうまくかみ合ったとき、
あなたの自由診療は確実に成約していきます。

そして、この３つのMを
最もコントロールしやすいのが、
実はダイレクトメールなのです。

ポストはがら空き、という現実

ちょっと考えてみてください。

あなたのパソコンやスマホのメールボックスは、
毎日何十通ものメールで溢れかえっていませんか？

未読メールが100件、200件と
溜まっている先生も多いでしょう。

広告メール、メルマガ、SNSの通知…
デジタル空間は完全に飽和状態です。

では、あなたの自宅のポストはどうですか？

読み切れないほどのチラシやダイレクトメールが
毎日ぎっしり詰まっていますか？

そんなことはないはずです。
そう、家のポストはがら空きなんです。

しかも、DMにはGoogleやMetaのような
プラットフォームの審査がありません。

広告ガイドラインの範囲内であれば、
あなたが伝えたいメッセージを
そのまま、思い通りに
患者の手元に届けることができます。

競合が少なく、規制も少なく、
コントロールできる。
これがDMの最大の強みです。

開封して読みたくなるような
封筒の仕掛けをすれば、あなたのメッセージが
読まれる確率はグンと上がります。

では、どうすれば
患者はDMを開けてくれるのか？
次にその具体的な方法をお伝えします。

開封率を劇的に上げる２つの方法

DMがポストに届いたとき、
患者の反応はだいたい決まっています。

1）封を切って中身を見てから捨てるかどうか判断する
2）封を切らずに、そのまますぐに捨てる

このどちらか。
いらないDMは捨てられる…当然のことです。

だから、捨てられないように
工夫しなければなりません。

私がクライアントの先生方に
お勧めしている方法は以下の２つです。

この記事の公開は2026年5月31日まで