正直にいうと、
私は小児の患者の治療があまり好きではありません。
子供自体が嫌いなわけではなく、
”小児歯科の治療”が好きになれません。
勤務医の頃は「何としても治療をほどこす」ことが
正義と思って奮闘していましたが、
開業してからはそれよりも大事なことができたので
「何としても」と思わなくなってしまったのです。
そうなると、子供特有のわがままや理不尽さ、
予定通りに進まない診療のもどかしさなどが気になって
”好き”とは言えない感情になってしまったのです。
私の個人的な感情だけならまだしも、
他の患者の感情も不快にさせることがあると
「うちの歯科医院の印象が悪くなる？」と考えてしまいます。
勤務医の時は目の前の患者にさえ注意を払えば
それで問題はありませんでしたが、
院長として歯科医院経営の責任者となるとそうはいきません。
スタッフや大事にしたい患者のことを考えると、
管理がままならない小児の患者の治療の優先順位は
だいぶ下がってしまったということです。
”好き”になれないと気づいてからもしばらくは
求めに応じて小児の治療を行なっていましたが、
ある２つことをきっかけに小児の患者が激減しました。
何が起きたのでしょうか？
1つはそこそこの近場に新しい歯科医院が開院したこと。
私の歯科医院に小児の患者が来なくなっても
その受け皿は確実に存在しています。
もう1つは保護者への説明を変えたことです。
ある保護者に拘束具を使って半強制的に治療してくれと言われて
断る説明が多大なストレスだったので、それ以降は
”小児への治療”の方針を掲示してスタッフが説明することにしました。
・原則、未就学児には切削処置や外科処置はしない
・自発的に着座、開口、制動ができないなら診療しない
・未就学児の処置はサホライド塗布がメイン（黒くなる）
・１〜２ヶ月ごとに塗布を継続、就学後に切削充填
こんな内容の掲示と口頭での説明をしばらく続けたところ
目に見えて小児の患者が減少し、最終的にはほぼゼロになりました。
でもそのおかげで、アポイント通りに来院した患者を待たせることも
院内に泣き声が響き渡って他の患者がいたたまれなくなることも
スタッフ数人がかりで押さえ込んだり、宥めすかしたりも無くなりました。
その結果、患者に不快感を感じさせる機会がぐっと少なくなり、
自由診療の成約率や患者単価が跳ね上がりました。
やりたくないならどうする？
他にも…
私は患者と人間関係、信頼関係を構築するのが苦手でした。
相手の小さな変化に気づかなかったり、
話の裏を読むのが下手くそだったりしたので、
何をどうしていけば”信頼”にたどり着くか見えてなかったのです。
ですから、初診の患者＝全くの見ず知らずの方と
親しくなっていく過程がとても面倒に感じていました。
しかもアポイントなしで飛び込んできて
高圧的で傍若無人な方だったりすると
胃が痛くなる気がしていました。
そこで、
新規初診の患者を増やすことに重点を置いた集患をやめて
現在通院中の患者をずっと通い続けさせる施策の方に
注力するように変えました。
今でこそ予防歯科は確立された分野ですが、
当時は新患偏重がとても強くて、
そんなことをしている歯科医師はごくわずかでした。
やりたくないことの取説
歯科医院を開設していると（歯科医師として診療していると）
「やりたくないこと」「苦手なこと」が必ず発生します。
我々は、ついそれを克服して手駒にしようとします。
そしてそのための研鑽こそが
院長・歯科医師としての成功への道と思いがちです。
でもよく考えてください。
その研鑽や努力のその時間は利益を生んでいません。
それなのに充実感は半端なくあります。
乱暴に言うなら、結果さえ出せるなら努力は不要です。
方法だって自由です。（法律や良識の範囲で）
ですから、
「やりたくないこと」が発生したら研鑽や努力の前に
・やりたくないならやらずに済ます方法
・あなたが研鑽や努力をしない方法
・やりたくないことの発生を潰す方法
などを考えてみましょう。
自分が実際に研鑽・努力して身につけた”モノ”には
どうしても「思い入れ」が生じて
その価値をより高く見積りがちです。
つまり、研鑽・努力することで
客観的な視野が削られてしまうことがよくあるのです。
場合によっては「この努力できるが自分って最高！」みたいな
”イタイ”感情に支配されたりもします。
特に、やりたくないけどやらねばならないことは
盲目的に取り組んでしまいがちです。
裏技的な抜け道がないのか、
まずは立ち止まって周囲を見渡すこと
習慣づけてはいかがでしょう？
場合によっては別の道の方が
”やらないことにしたら利益が増える”かもしれませんよ！
先生の歯科医院、まだまだ伸び代があります！
その疑問や悩み、気軽に話してみませんか？
★誰にも知られず、どんなことでもお話しください！
『トライアルセッション（お試しコンサルティング）』
※品質は通常のコンサルティングと変わりません。
※2回目以降の継続を強制することはありません。
※その他のサービスを売り込むこともありません。
詳細はこちら
https://120percent-inc.com/contents/trial-session/
★根本的な原理原則に基づく自費率アップへのセミナー
『高額でも患者から 治療をお願いされる３つの秘訣』
猛烈にプッシュしなくても高額な診療が次々決まる！
口下手でも、プレゼンにシステムがなくても大丈夫
詳細はこちら
https://wp.me/P6asQv-ps
★王道的なのに盲点な「コレ」を少人数セミナーで！
『良質な患者でアポイントを埋め尽くす３つの急所』
良質な患者に数多く愛され通院してもらう
魔法のような集患の手立ては存在しません！
詳細はこちら
https://wp.me/P6asQv-rE
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あなたの歯科医院の繁盛と
あなたの成功を真剣に願っています！！
P.S.
もしあなたに質問・疑問等がありましたら、
遠慮なく“近”までお問い合わせください。
■「お問い合わせ」
↓↓↓↓↓↓↓↓
info@120percent-inc.com
※ ３営業日以内に返信いたします。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
歯科医師
歯科医院の集患・経営、
ブランド構築コンサルタント
株式会社120パーセント
代表取締役 近 義武
